INTERVIEW
NAKAGAWA MASAYUKI

中川雅之

中川マネジメントパートナー事務所 代表 http://nakagawa-mpo.com/

略歴

1976年に早稲田大学法学部を卒業後、司法試験に挑戦するも夢敗れ、1980年に大阪府に採用された。大阪府での主な業績としては、彩都プロジェクトの推進、バイオ分野の振興、堺市ブランド事業の推進が挙げられる。また、大阪府立東大阪高等職業技術専門校の校長として、若年者を中心とした科目の再編を行い、就職率の向上に貢献した。2014年には自身の事務所を設立し、以降は中小企業の支援に尽力。さらに、コーチング、プロセスコンサルテーション、人材育成、組織開発などの専門家として活躍している。キャリアは公務員からコンサルタント、教育者、そして起業家へと移り変わる多様性に富んでおり、各分野での業績も卓越している。特に大阪府でのバイオ分野や都市開発への貢献、そして中小企業への支援は社会への大きな影響を与えた。また、学び続ける姿勢があり、それが新たな分野での活躍につながっている。

現在の仕事についた経緯

私が、大阪府定年退職後には中小企業診断士として自営業を始めたのは、自身の専門知識と経験を活かし、中小企業の成長を支援するためです。
まず大阪府の職員として地方行政におけるライフサイエンスの推進や都市計画立案、伝統産業振興、労働教育施設運営といった経験を通じて、組織運営や計画立案、そして地域産業との連携などに精通しています。高等職業技術専門校長時代には、就職率の向上や職業紹介権の確保など、教育と就労支援の接点に立って業績を上げています。これらの経験は、その後の中小企業診断士としてのキャリアに直結し、中小企業の経営者が直面する様々な問題解決に必要な視点を持つためのものだと言えます。
また、退職後に行政書士の登録や米国CTI認定コーアクティブコーチの取得など、自己啓発を続けており、自信を持つ自己啓発への意欲はスキルセットを拡大し、多角的な視点からのアドバイスを可能にします。

仕事へのこだわり

私のこれまでの職業体験を振り返り、仕事へのこだわりやスタイルの特徴を挙げるとすれば、一つ目は、大阪府での数々のプロジェクトや職務に従事してきた経緯から自己成長と公益追求を重視しています。
二つ目は、高等職業技術専門校長として、入校者属性の変化を踏まえ、新たな指導方針を導入した経験から、変化を受け入れ、それを可能性へと変えていく柔軟な思考を持っています。
三つ目は、退職後にこれまでと全く異なる経営コンサルタントの道を選択したことから、新しい挑戦を恐れない開拓精神があります。
四つ目は、退職後も中小企業診断士や行政書士として活動し、コーチングの資格も取得している点から、自身の知識や経験を他者の成長のために使うことにこだわりを持っています。
五つ目は、多岐にわたる資格取得にみられる通り、自己啓発の重要性を意識しています。

若者へのメッセージ

私の人生は、挑戦と成長、そして変革を繰り返すことで形成されてきました。その経験を通して学んだこと、それは「可能性は自分自身が創り出すものであり、自分自身でしか開花させることはできない」ということです。
大学を卒業した1976年、私は司法試験に挑みました。しかし、4年に及ぶチャレンジは道半ばで断念することになり、そのプロセスにおいて私は何度も自己不信に陥りました。その度に自分自身に問いかけ、新たな環境を求め挑戦し続けることを選びました。
大阪府に採用された後も、私のキャリアは多くの変革を経験しました。ライフサイエンスの推進、都市計画の立案、伝統産業の振興、そして教育の現場での役割など、多様な分野での経験は私の視野を広げ、柔軟性を養いました。
そして、退職後は中小企業の支援に力を注いできました。社会の変化に対応するため、ビジネスの視点から新たなスキルを学び、提供してきました。この経験は、私にとって新たな挑戦であり、成長の機会でした。
若者たちへ伝えたいことは、何かに挑戦すること、そして自分自身の可能性を信じることの大切さです。成功も失敗も、その全てがあなたの成長につながります。そして、どんな困難に直面しても、自分自身を信じ、前向きに取り組むことで、必ず道は開けます。
私たちは常に変化と向き合い、自分自身を見つめ直し、成長することが求められています。その過程は決して楽なものではありません。しかし、その結果得られる経験と知識、そして自己理解は、あなたが次のステップに進むための強い力となります。
だからこそ、挑戦し続けてください。自分自身の可能性を信じてください。そして、自分自身の道を切り開いてください。そのようなあなたを心から応援します。