INTERVIEW
NAGAO SHINNOSUKE

長尾真之介

株式会社Most Group 代表取締役社長 / CEO https://mostgroup.jp/

略歴

1996年9月5日生まれ、26歳。慶應義塾大学 卒業。大学在学中にイギリス・ロンドンへ留学。帰国後、自身のアパレルブランドやインフルエンサー事務所、SNSマーケティング事業の会社を創業。現在は、日本最大級のインフルエンサー事務所「EPIX ENTERTAINMENT (エピックスエンターテイメント)」や人気アパレルブランド「Apricot Land (アプリコットランド)」をはじめ、SNSマーケティング事業やコンサルティング事業、エンタメ事業、メディア事業、慈善事業など、幅広い分野の事業を手がけている、現在最も注目されている若手実業家の一人。メディア出演多数。

-「人を輝かせる」仕事への憧れ-

私は幼少期からサッカーや英会話など、非常に多くの経験をし、様々な価値観や感性に触れながら育ちました。
この経験が確実に今の私を形作ってくれていると思うので、私に多くの可能性を与えてくれた両親には心から感謝をしています。
また、ビジネスマンとして世界で活躍する父の姿に憧れ、幼心ながら「自分もいつか父のように世の中に大きな影響を与える人間になりたい」という漠然とした想いがありました。
そして、高校時代から始めた芸能活動の中で、大学時代にモデルとしてある大きなコレクションへの出演を経験したことをきっかけに、「人を輝かせる仕事」に強い憧れを抱くようになりました。
この経験は自分の人生における大きなターニングポイントの一つであったと感じています。
そして、ロンドンへの留学から帰国後、「自らの手で人々に自信を与えたい、人々を輝かせたい」という想いから、自身のアパレルブランドやインフルエンサー事務所を創業しました。
アパレル業界に関しては、私自身の人生に大きな影響を与えてくれた業界であるとともに、人々の生活を華やかにできる代表的な仕事であると考え、創業しました。
また、ブランドの認知度を拡大しようとする過程で、SNSマーケティングやインフルエンサーマネジメントに大きな可能性や将来性を感じたことを契機にインフルエンサー事務所の創業に至りました。
当時、TVタレントを抱える芸能事務所は世の中に数多く存在したものの、SNSを中心に活躍するインフルエンサーやクリエイターを支える事務所は、まだほとんどありませんでした。そこで、「近い将来、必ずSNS広告の市場規模は急速に拡大し、SNSで活躍するインフルエンサーの需要は確実に高まるはずだ」と、業界の将来性を確信していた私は、SNSで活躍するインフルエンサーやクリエイターのマネジメントを行う芸能事務所を創ろうと決意したのです。
現在では、主軸であるインフルエンサー事務所の運営や企業のSNSマーケティング支援事業、アパレルブランドの運営を中心に、顧客のサービスやプロダクトのブランディング戦略からPR戦略までをトータル的にサポートするプロモーション支援事業、メディア事業、企業の経営戦略全般に関するコンサルティング等を含め様々な事業に関わっています。

-「感動を提供する」仕事-

私がビジネスを展開する上で最も大切にしている軸は、人々に「心が動く瞬間」を提供できるかどうかです。
私は、企業の長期的な経済的成功は「社会的価値の追求」によってこそ生まれると信じています。
たしかにビジネスである以上、企業として経済的価値の追求も重要ですが、この事だけでは企業の長期的な存続は困難だと考えます。
それよりも、「社会にどのように貢献するのか」という顧客や世の中に対する企業としての明確なビジョンを定め、それを実現させた先に経済的な成功があると信じています。
私たちMost Groupのビジョンは「人々の夢の扉を開く」ことです。
私たちは、人々の夢の全てを叶えることは難しいですが、夢を実現するための「翼」を授けることはできます。私たちのサービスやプロダクトを通じて、世の中に「感動」を提供し、人々が自分に自信を持てたり、毎日が少しでも楽しくなったり、未来に希望が持てるようになること、そして、その小さな感動の一つ一つが人々の夢や目標を叶えるための原動力となることを会社の最大の「価値」と位置付け、ビジネス活動を行っています。
特にインフルエンサー事務所やアパレル事業はその最たる例です。
インフルエンサー事務所の運営においては、弊社のインフルエンサーやクリエイターのコンテンツを通じて、人々の日常をエンターテイメント性溢れる明るいものへと彩ります。
また、企業へのSNSマーケティング支援を通じて、人々に認知されるべき素晴らしいサービスやプロダクトを世の中へ広く発信し、業界に新たなトレンドを生み出すことができます。
さらに、アパレル事業においては、私たちのプロダクトを通じて人々の生活を華やかにし、日常を特別なものへと彩ることが何より大切なテーマです。
このように私たちが手がける全ての事業は、必ず企業としての軸や理念に沿ったものとなっています。
まさに「人々の心が動く瞬間」を創り出すことが私たちの仕事なのです。

-「自分の価値」は自分で決める-

私が、挑戦をする上で最も重要だと考えていることは、
「いかに自分自身の可能性を信じることができるか」ということです。
私は、誰もが大きさを問わず何かしらの素晴らしい才能を持っていると思っています。
それでも、せっかく持ち合わせているその才能から目を背け、諦めてしまう人があまりにも多いように感じます。
大人になると、様々なプライドや経験が邪魔をして、夢を追いかけることから自分を遠ざけてしまいがちです。
「成功するのはほんの一握りだから」「失敗するのが恐いから」などと、様々な理由をつけて夢を諦めてしまいます。
たしかに、挑戦に犠牲や痛みは付き物で、夢の大きさに比例して失うものも多いかもしれません。大きな夢を持つと、それだけ批判の声や心無い言葉をかけられる機会も増え、なかなか周囲の人間に理解されず苦しむことも多いです。
実際、私自身も最初から順風満帆であったわけではなく、若さが故に悔しい思いをしたり、周囲からの風当たりが強く、困難な局面に直面したことが何度もありました。
それでも、自分自身の挑戦に後悔をしたり、自分の可能性を疑ったことは一度もありません。それどころか、全ての経験が自分を強くし、経営者として成長させてくれました。
私は、周囲の目や世間の常識は自分の努力次第でいかようにでも変えることができると思っています。むしろ周囲の目を自らの手で変える覚悟で挑戦してきました。
これは、自分自身の才能や可能性ととことん向き合い、その才能を磨くよう努力し、誰よりも自分を信じ続けてきたからこそ出来ることだと思っています。
「自分自身の価値」は自分で決める。周囲の批判を恐れず、自分自身の可能性を信じて行動することこそが、挑戦をする上で最も重要であると私は感じます。
最後に、私はまだまだ経営者として未熟者で、ビジネスを偉そうに語れる人間ではありませんが、このインタビュー記事を通じて、夢や目標を持っている方々の背中を少しでも押すことが出来れば光栄です。
私自身も、まだまだ挑戦の道半ば。
人々の日常を、より華やかなものへと彩ることができるよう、さらなる高みを目指して日々精進します。