INTERVIEW
NAGAMINE KENJIRO

長嶺堅二郎

CSねっと企画合同会社 代表 https://www.csnet-kiakaku.jp/

略歴

1965年、松下電工(現パナソニック)入社、営業所長・部長を務め、1999年よりエイジフリー介護事業歴任。2009年に定年退職し、2010年より高齢者サポートネットワークCSねっと企画設立(2013年合同会社に変更)代表。2010年より大阪公立大学大学院非常勤講師、一般財団法人大阪府地域福祉推進財団研修講師、一般社団法人日本応用老年学会理事・顧問、一般社団法人日本エルダーライフ協会理事(2022年一般社団法人らふに統合)、NPO法人野の花理事、異業種交流会活き活き倶楽部関東・関西の代表幹事。2013年より、けあ人財アカデミー合同会社副代表。2022年より大阪府高齢者大学校講師、一般社団法人らふ監事を務める。

-現在の仕事についた経緯-

パナソニック時代に30年勤めた営業分野から社命で新規事業の介護事業に転進、10年間の有料老人ホームの経営、運営他関連事業に携わり、介護現場の様々な問題を経験してきました。
自分の仕事人生での経験やスキルが、サービス業としての転換が遅れている高齢者住宅・介護業界のコンサルティングに活かせ、更に施設の介護・看護職員等のスキルアップ、人材育成に生かせると思い、又シニア層が直面する介護や高齢者施設の見方、選び方等においてもお役にたてるのではとの想いで、CSねっと企画を設立しました。
一方で自分自身がいつまでも人と触れ合い、頭も体も動かせ、生涯現役で元気に健康に過ごせる環境を作りたかったということもあります。

-仕事へのこだわり-

・仕事上の初対面時は必ず自分を、会社を知ってもらう客観的な資料を準備して臨むこと。
・仕事に関わる会社、人物、展示会イベント等は実際に訪ねお会いして、自分の眼、耳、口、足で本物を見、実感、体感し進めていくことで直観力がつく。
・自分に来た依頼事は端から断らない、まず話を聞く、直接利益がなくてもお役に立てれば良いという感覚で実行策や解決策等の糸口を探す、築き上げてきたネットワークであたれば必ず応えられる、そしていずれ何らかの形で自分に還ってくる。
・様々な業界の人と会い、異能種交流、情報交換することで新しい発想が生まれてくるので、異業種交流会等での出会いを大事にする。
・知り合った内外の人たちと長くお付き合いし、様々なお役立ち情報を発信し、交流の継続をはかる。それが、いざという時の人脈となる。
・質問を受けた中で、言葉で説明しにくいこと等は、分かり易いビジュアルな説明資料にし、様々な場面で活用する。
・自分の経験知識は惜しみなく伝えることで相手から自分の持っていないものが得られ、何らかの形で自分に還ってくる。
・セミナー・研修受講、交流会・イベント参加等、何か一つ得る、得られれば良いという感覚で臨むと必ず何かを得られる。
・良いと思った事は続ける。ルーチンワークにする。例えば仕事の計画、段取り、実行項目や新聞のお役立ち情報切り抜きなど、優先順位をほぼ毎日書き出し遂行する。
・男女・年齢・業種・資格・役職の有無を問わず、どんな方でも丁寧に接する。
・企画事、問題・課題解決事については必ずメモと鉛筆、もしくはパソコンを前にしながら考え、書いたり打ち込んでいくと、必ずアイデアが湧き出て、整理され、まとまる。始めてみれば意外と時間はかからない。

-若者へのメッセージ-

・親しき仲にも礼儀あり、笑顔、言葉遣い、立ち居振る舞い等、接遇マナー、ビジネスマナーに気をつけましょう。
・一学一践、一つ学んだら一つ実践してみる、そうすれば自分の身になるし、そのことが未経験者に教えることに繋がります。
・何事も経験、自分でやってみる!経験、体験すると周りの反応が見え次の打つ手が見えてきます。
・自分のスキルアップはチャレンジ精神から生まれる。積極的にチャレンジしましょう。
・世の中には様々な方(性格、考え方、趣味、好き嫌いetc)がいることを知って対応すると、スムーズな関係が築けるし、仕事の楽しさが増します。
・社内外で、応対する相手のワンランク上の方と話す機会を積極的に持つとスキルアップの機会が得られます。
・自分一人で悩まない、幅広いネットワークを作って対処しましょう。
・全て自分が出来ると思うな!自分の得手不得手を認識し、頼れる頼める分身作りをしましょう。
・良いと思ったことは続ける、継続は力なりを実践しましょう。
・コンプライアンスに則った正しい行動を心がけましょう。
・自分が失敗したことは引きずらないように素直に謝り、反省をし、次に向かいましょう。
・趣味・特技を磨く、一芸を見出し磨けば、そのことが仕事上でも必ず通じていき、関心をもたれ、良好な関係を築けていけます。