INTERVIEW
NAGAHASHI SHINGO

長橋真吾

デジタルアスリート株式会社 代表取締役 https://ppc-master.jp/

略歴

1984年、長野県生まれ。2007年に日本体育大学を卒業後、情報通信系商社に入社し、営業を担当。その後、Webマーケティング会社を経て、治療院に特化したネット集客支援サービスを手がけるWebコンサルティング会社に入社。リスティング広告のノウハウを学ぶ。2011年に株式会社リスティングプラスを設立し、代表取締役社長に就任。中小企業様を対象にしたコンサルティング会員は累計3000名を超え、累計1800社以上の企業のWeb集客を支援している。現在はデジタルアスリート株式会社へと社名変更し、デジタルマーケティング代行(https://ppc-master.jp/service-list/ad/listing/)とデジタルマーケティング人材の育成・紹介を行っている。

-現在の仕事についた経緯-

新卒時代は光通信という商社に入り、法人用コピー機の営業を経験しました。社員数1万人を超える会社だったので1年間で3回ほど勤務地が変わり、上司も変わりました。上司が変わると評価が変わり営業先の質も変わってしまい、成績が上がらない時代を経験しました。
それらの経験から上司や会社に振り回される事なく、一人称で稼げるスキルを身につけたいという想いで、デジタルマーケティングの世界に飛び込みました。タイピングもロクに出来ない状態から、気合根性論ではなく、ロジックやナレッジを元に仕事を行うマーケターとしての人生を歩むきっかけとなりました。

-仕事へのこだわり-

デジタルマーケティングの仕事では、常に最新のマーケティングナレッジを学び続ける必要性があります。日進月歩で変わるマーケティングのトレンドを追い、競争の激しい業界へ身を置くことで自分自身も成長を続けられていると感じています。

そしてマーケティング業界に入った新人時代から成功要因、失敗要因の言語化に力を入れています。なぜ、あの企業が成功出来たのか、この広告クリエイティブはなぜ反応が高いのかと、成功要因、失敗要因を分析し言語化する習慣があるからこそ、自身のビジネスにも応用が出来ると考えます。マーケティング業界で大事なことは物事をロジカルに分析し、それらを応用する力を磨くことだと考えています。

またマーケティングと言っても、それらを仕掛けているのは人間であり、マーケティングで反応を得たいのはエンドユーザー(消費者)です。デジタル領域の知見を如何に高めようとも、消費者心理や人間の心理を理解出来なければ、マーケティングを成功に導くことは出来ません。
マーケティングの本質は「顧客理解」であるという事を新人時代に学べた経験には感謝しかなく、デジタルマーケティングのトレンドに左右されずに「人はなぜモノを買うのか」というビジネスの本質を身につける事が出来ました。

デジタルの時代だからこそ、普遍的な人間の心理を捉える能力は、セールス・マーケティングの世界はもちろんのこと、組織を作る上でも非常に役立っています。
現在はデジタルアスリート株式会社の代表として「すべての挑戦をさらなる高みへ」という理念の元、100名以上の社員とともに「挑戦は楽しい」と思える社会を作るべく、マーケティング支援サービスを提供しています。
これからも消費者の心理を深く研究しながら、効果の出るマーケティング手法の提供とそれらを生み出すマーケティング人材の育成に注力していきます。

-若者へのメッセージ-

現在は、副業やフリーランス、働き方改革が叫ばれる中で個人として挑戦出来る機会は増えたように思います。しかし、個人で働くということは個人の力のみでマーケットを切り開くことであり、それ相応の力や影響力を持たないと、理想とは逆の結果になるという事でもあります。

仕事が辛いから、会社の人間関係に疲れたから、そのような理由で独立やフリーランスになったところで上手くいくはずもなく、企業は社会の一部として「練習する場」「キャリアを積む場」として捉える必要があります。
個人で独立したとしても組織人時代に築いた「人的ネットワーク」や「知的資産」を元に、自由な選択が出来るビジネスマンを目指して頂きたいと思っています。

人生100年時代と言われる世の中だからこそ、若いうちに「顧客を学び、組織を学び、ビジネスを学ぶ」これらを質量ともに如何に経験出来るかによって、ビジネスマンとしての価値は変わります。ぜひがんばってください!