INTERVIEW
MURATA KOICHIRO

村田晃一朗

株式会社Liiiif 編集者 https://www.liiiif.jp/

略歴

中央大学経済学部卒。新卒で求人広告の営業を行う会社に入社後、計16個ほどの仕事を経験する。その中で本の編集、作成を生業にしていきたいと思い起業を決意。出版社「FreeStyle」を立ち上げ、2023年5月1日に「題名のない本」を出版。自身も2019年8月1日に「人見知りはどう生きるか」(幻冬舎)を出版している。

-現在の仕事についた経緯-

本の制作が好きで、得意だからです。これまでの経験から、仕事は「何かしらのモノやサービスを通して人の役に立ち、人を喜ばせるもの」という定義があります。その対価として最終的に「お金」というものが入ってくると思っています。
そこで自分の得意なことや人の役に立てる部分が何かと考えたときに、編集と執筆でした。このスキルを人を感動させられるレベルまで伸ばしていけば、色々な側面で豊かな人生を送れるのではないかと思いました。
さらに本を作ることも好きだったので、生涯本作りに携わろうという思いと決意を込めて自分の会社を設立して、出版社を立ち上げて現在仕事をしています。

-仕事へのこだわり-

「細部までこだわる」ことです。私の仕事の一つは本を作ることですが、人の役に立つ、感動してもらうというところに焦点をあてた時、そのくらいの本を作ることは決して簡単なことではありません。
しかし、高い基準値を物作りの設定にしたとき、細部までこだわるという意識がとても大事になると思っています。人が気づかないようなところまで試行錯誤を重ねて初めて「感動」というレベルまで持っていけるのではないかと思っています。だからこそ、本を作るという点に対しては「細部までこだわる」ことを大切にしています。

-若者へのメッセージ-

周囲の声や世の中の常識なんかは思いっきり無視して、自分のやりたいことや理想を追い求めていってほしいと思います。
社会に出ると、いろんな大人がいろんなことを言ってきます。いろんなSNSでいろんな情報が流れてきます。そんな世界の中で生きていると、自分の人生の正解があたかも他人や社会の中にあると思ってしまうと思います。でも、自分の人生の正解は、自分の心の中にしかないと僕は思っています。
世の中にある常識なんかも、結局はどこかの誰かが作ったものです。どこかの誰かに都合のいいように作られています。誰かにとって都合のいいように作られたものの中で自分の人生を探そうと思っても、あるわけがありません。そういった邪念のようなものを一旦頭から取り除いて、自分はどうなりたいんだろう?どう生きたいんだろう?というものに向き合った時、見えてくるものがあると僕は思っています。それこそが自分の人生を本当の意味でスタートさせるきっかけになると思います。
本当に一度きりの人生で、より素晴らしい人生にするために、若い人たちには自分の心の声に耳を傾けて、人生をより楽しんでいってもらいたいと思っています。