INTERVIEW
MURATA KEIICHI

村田恵一

有限会社村田写真館 代表 https://murata-peta1990.com/

略歴

1990年生まれ。神奈川県川崎市住み。2012年、駒澤大学卒業。大学時代から音楽活動をしており、卒業後も運送業をしながら活動。2014年に実家の写真館の先代が亡くなったことがきっかけでカメラマンに転身し、写真館を継ぐ。現在は、フォトスタジオにて一般の方の記念写真、アーティスト写真、ファッション、宣材写真、プロフィール写真など、人物の写真撮影をメインに活動中。

-現在の仕事についた経緯-

私は昔から音楽が大好きで、クラブDJやバックDJとして音楽活動をしていました。
しかし、2014年に実家の写真館の先代が亡くなったことがきっかけでカメラマンに転身。家業である写真館を引き継ぐことになり、カメラマン人生をスタートしました。
お付き合いのある葬儀屋さんから言われた、「お前には先代の遺伝子が入っているからやりなさい」というひと言でカメラ初心者ながら始めました。

-仕事へのこだわり-

カメラマンとして転身して5年程までは、“写真館の写真は昔ながらのカチッとしたものでなければならない”と思い込んでいて、昔ながらの写真館で、今まで先代が撮影してきたスタイルを大事に撮影していました。
しかし、カメラマンになる前の音楽活動仲間からのアーティスト写真の依頼や、モデルさんの宣材写真、ファッションの写真を撮影するようになり、ただキレイに撮るだけでなく、写真を見た相手がどのように感じるかを捉え、“写真を残す”という思考からイメージを作る・実現するようになりました。
この経験から撮影バリエーションが増え、今までやってきた写真館業務にもバリエーションを応用できるようになりました。一般のお祝いの記念写真だけでなく、ビジネスシーンで写真を必要としている方にもご利用いただける写真館・フォトスタジオというものにこだわっております。
「こういうイメージの写真がほしいな、あいつに相談してみよう。」と思っていただけるような、信頼していただけるカメラマンを目指しております。

-若者へのメッセージ-

私は現在カメラマンという仕事をしておりますが、カメラマンになった頃はカメラマンとしてのセンスもオシャレさもなく、自分に自信がありませんでした。
しかしある日、ファッション系のトップレベルのカメラマンさんと出会いお話しする機会をいただき、自分の考え方や意識の違いを痛感しました。そこから写真館の撮影業務以外のアーティスト写真やファッション撮影など色々なジャンルに挑戦してみようと決心しました。
新しいことにチャレンジすることは、楽しいことばかりでなく、めんどくさいことや逃げ出したくなるような凹む失敗に直面することもあります。ですが、自分の新たな得意分野や興味が見つかり、成長を実感することができます。
私は成長は忍耐と挑戦の連続だと考えています。新しいジャンルへ冒険してみたり、レベルの高いものに挑戦してみたりするのもいいと思います。
自分には向いていないからできない、実力がないからできない、と挑戦を諦めないでください。
その挑戦が自分の目指しているのものへ遠回りだったとしても、あなたにとって無駄にはならないと信じて、チャレンジを続けてもらいたいなと思います。