INTERVIEW
MUKAIE MASAHIRO

向家真広

Warter Sports Club 代表 https://warter-sports-club.com/

略歴

1987年生まれ。2011年、順天堂大学 スポーツ健康科学部を卒業後、大学院でコーチングを学んだ。2013年、幼稚園の体育専任講師として非常勤も含め7年勤務。2020年、千葉県船橋市にWarter Sports Club(ウォルタースポーツクラブ)を設立。

現在の仕事についた経緯

元々は幼稚園、体育の先生として従事していました。
私自身が大学時代にサッカーをやっていたのですが、大学のサッカー部が母体のNPO法人で、地域の子どもたちへのサッカー指導や運動指導、高齢者の運動指導、地域のお祭りにブースを出店してゲームコーナーを作りお祭りを盛り上げるなど、地域への社会貢献活動を行っていました。
地域の人々への運動指導や地域の活動に関わらせて頂く中で、自身の指導経験として幼児に携わる機会が少なく、就職のタイミングでお話をいただいた幼児教育に興味を持ちました。
幼稚園に就職後、幼児から高齢者まで幅広い世代を指導した経験の中で、どこに焦点を当てることが自分に合っているかを模索していました。
指導現場での「仕事」を通じて、スポーツや運動から子どもたちの人生に貢献できることは何かと考えた時、自らクラブを立ち上げようと思い立ちました。
社名のWarter (ウォルター)は、オランダ語の根っこという意味のWortel(ウォルトル)と水のという意味のWater(ウォーター)を掛け合わせてつけました。
根の強い木は簡単には倒れません。そんな木のように強くたくましく子どもたちには育ってほしい。また、クラブが地域に根付くように。という意味を込めました。
また、水は周りの環境に合わせて変化できます。そんな水のように、変わりゆく社会に対応できる柔軟性を持った人に育ってほしい。そういう場所を作っていきたいと想い、クラブを設立しました。

仕事へのこだわり

事業の内容としては、幼児を中心に、小学生のサッカー指導や、トータルスポーツ=運動指導、キャンプなどのイベントの開催を主な仕事として活動しています。スポーツだけでなく様々な経験を通してもっと人間力を身につけてほしいという想いも今の取り組みに繋がっています。
サッカーにおいては、幼児から中学生までを対象にフットサルをはじめ、各種スポーツを教えています。当クラブが目指すのは、スポーツ(運動)を通じて子どもたちの豊かな心を育むことです。
スポーツ・運動をコミュニケーションツールの1つとして捉えており、特にこれからの社会を生きていくには、仲間と力を合わせたり、自ら積極的に行動したり、状況を見て臨機応変に対応したりなど、あらゆる力が重要となります。
人は1人では生きていけません。この環境を通じて、運動が得意な子も苦手な子もみんなで楽しみながら人間力を身につけて頂くことを大切にしています。

若者へのメッセージ

人生では、良い経験・苦い経験、様々なことを経験していくことと思います。
大切なことは失敗を恐れず挑戦していくこと。そして、失敗した時にそこから学び、次に繋げていくことだと考えています。
僕は「スポーツによって得られる楽しさ、嬉しさ、悔しさ、厳しさets…」を通じて、たくましく柔軟な人間力を身につけてほしいと思っています。
特に幼児期、小学生の年代ではまず、身体を動かすことが楽しいということ。そして、そこから学べることがたくさんあるということを肌で感じてほしいです。
スポーツにはいろんな形があり、勝つためのもの、上達するためのもの、楽しむためのもの等、様々な目的があります。人それぞれに「スポーツの在り方」がありますので、その一人一人に合わせた、スポーツの楽しさを感じてもらえたら嬉しいです。