INTERVIEW
MITSUNAGA TOMOAKI

満永朝輝

アップ・クロース株式会社 代表取締役 https://upclose.jp/

略歴

高校卒業後渡米、カリフォルニア大学バークレー校卒業。同校にて環境地理学の学位を取得。情報科学の修士号を取得後にハワイのIT企業に就職。プログラマー、システムエンジニアを経て、環境コンサルタントの会社へ転職。ハワイ州政府の水資源調査等の仕事に従事した後、2014年にアメリカ・ハワイ州にて起業。ハワイ州不動産免許を取得した後は、ハワイローカルや日本在住のお客様へハワイの商業不動産物件の売買・管理や各種ビジネスのM&Aを日本語でサポート。現在は福岡にて、約30年にわたるアメリカ生活の経験や人脈を活かし、日本やアジア市場からハワイへの事業進出やホノルルの商業用不動産に関するサポートを専門とする「アップ・クロース株式会社」を運営。

現在の仕事についた経緯

高校在学中、世界で活躍するビジネスマンを目指し留学を決意しました。カリフォルニア大学バークレー校にて環境保護のための経済やテクノロジーなどを学び、リベラルでエコな校風により、自然環境とテクノロジーの融合する未来の都市開発に興味を持ち、大学院にて情報科学、特に地理情報システムを専攻しました。
自然や環境に関するデータベースを構築しながら調査分析を行う仕事に就き、独立した後は会社経営をする中で他業種とのかかわりが増え、自動販売機事業やコーヒー事業を運営。のちに移住を希望する投資家に事業を売却。
その頃より、ハワイ不動産物件の売買・管理だけでなく、移住のためのM&Aやビザの相談などのサポートをメインとした事業を運営しております。

仕事へのこだわり

学生時代から興味を持ったことはとことん掘り下げて知識を深めてきました。そうすることでそれぞれの分野で活躍する方と話をする機会に出会ったときにも常に興味を持ち、話の幅を広げていくことができます。自分の専門分野はもちろんですが、これからどの分野でも仕事につながる機会があれば積極的に取り組んでいく。あえて仕事の枠を決め過ぎないように心がけています。仕事を広げていくためには、それぞれの専門の方と仕事をしていくことになります。スキルや経験はもちろん大切なのですが、そのときに最も大事なのがお互いの信頼だと感じています。
これからはより一層社会に貢献していくことを意識していきたい思っています。恩に報いる。社会への寄与となるような仕事をし、経営をさせていただこうと決めました。これまで私自身、地域のサポートやたくさんの方のサポートを受けここまでやってくることが出来ました。これからは自身の仕事の中に常に社会への還元を念頭に置いて事業を広げていくつもりです。
また、楽しむということを大事にしています。面白いと思える仕事がそうあるわけではないかもしれませんが、できるだけ仕事を面白くするように心がけています。実際どんな仕事でも、どんな人との仕事でも楽しんでいます。それは自分の強みにもなっています。特に苦手意識を持つこともありませんし、たいていのことは海外生活で鍛えられました。
人と関わることがもともと好きな性格もあり、どんな状況も楽しんで仕事をする、そうならない時は自分の感覚に素直に従い固執しないようしています。こだわりが強くなり過ぎないことも大事だと思っています。

若者へのメッセージ

素直な自分の思いを顕かにし、思い切って行動を起こしてほしいと思います。
社会に出たときに感じる疑問や直感、自分の考えを大事に「自分が何に興味がある」のか「何をしたいのか」を見つけ、それを達成するために計画し、すぐに動き出してほしいと思います。毎日過ぎて行く時間を無駄にせず、自分のやりたいことに邁進してください。
もし多様な変化を許容出来て興味があれば、海外に活動の場を求めてみても面白いと思います。良くも悪くも日本では想像できないことがたくさんあります。グローバルな価値観を知り、変化に適応できる柔軟さもこれからの時代には必要な能力であるのは間違いありません。海外での経験はまさにその柔軟さを身に着ける最適な場となるはずです。