INTERVIEW
MATSUMURA MASATAKA

松村正隆

まつむら鍼灸整骨院 院長  治療院経営ラボ 代表 https://cmlabo.jp/

略歴

大学在学中に阪神大震災にて被災。震災をきっかけに大学を辞め、中学生の頃からの目標であった〝接骨院の先生〟になるために専門学校に進学。それと同時に整骨院での修業を開始。10年の修業を経て2005年に地元兵庫県西宮市でまつむら鍼灸整骨院を開業。開業当初は保険を使った経営をしていたが2013年より保険の取り扱いを一切辞め、患者さんの症状やお悩みに全力で応えることができる自費治療専門院に切り替える。切り替えた当初、売上が10分の1となり廃業寸前に。しかしそのときに治療以外の勉強不足を痛感し、院経営やマーケティングについて基礎からみっちり学び、半年で売上を元に戻す。その結果を見た柔道整復師の先生から「保険に依存した経営をやめ真面目に治療に取り組みたい」という依頼を受け、真面目に治療に取り組む柔道整復師の先生方のために自費治療専門院に移行するためのメソッドを確立。2014年に整骨院自費成功アカデミーを設立し、会員約40名全員の自費移行を成功に導く。会員の成果を知った鍼灸師やあんまマッサージ指圧師などの国家資格をお持ちの先生からの相談が増えたことをきっかけに、2019年、令和とともに整骨院自費成功アカデミーを治療院経営ラボに切り替え、約40名ほどの治療家の先生の指導を行う。

現在の仕事についた経緯

中学生の頃に柔道の怪我で自身の道場で教えていた接骨院の先生の院を受診し「かっこいい」と憧れ、「将来は接骨院の先生になる」と決めました。

仕事へのこだわり

治療においても、ラボによる経営指導においても、正しいコト、モノを提供するということを重要視しています。
「正しいこと」とは、法律遵守することはもちろん、日本国内で事業をやる以上は日本でのモラル的なものもしっかり守った上で活動していくことです。それらを意識しています。

若者へのメッセージ

若き治療家の先生へ
我々柔道整復師、あはき師という職業は、本当に素晴らしい仕事だと思います。
しかしながら、現在〝悪貨が良貨を駆逐する〟という業界になってきていることも事実です。
令和の時代、働き方だなんだと色々ありますが、技術は体で覚えるものですので、膨大な時間と労力が必要です。決して一朝一夕には身につかないものなのです。
地味ですぐに成果が出ないので辛いことが多いですが、10年、20年と継続していくと本物になります。そのときのあなたのレベルは、間違いなく他の同年代の先生と比較してもずば抜けているでしょう。
最近は若くしてすぐにセミナー活動をしてしまう先生も多いですが、20代はインプット、30代は学んだことを活用してがむしゃらに働くことで、40代になって初めて他者に自分のことを伝えることができるリソースが作り上げられるでしょう。
本物を目指してください。私も道半ばですので、一緒に精進してまいりましょう。