INTERVIEW
MATSUMOTO SUGURU

松本卓

ふたばQOLカウンセルーム 代表 https://futaba-counseroom.jp/

略歴

大学を卒業後、会社員として様々な経験を重ねていく中でたくさんの人を笑顔にできる仕事に憧れたため、接客に携わる会社へ転職して充実した日々を送っていたが、生活の質が著しく下がる病を患ったことで限界を感じて会社を退職。その後は心理カウンセラーを目指すために資格を取得し、カウンセリングに関わる団体等へ所属をしながら知識や経験を深めることで、自身と同じように生活の質が下がってしまった人に笑顔を取り戻していただくことを目的としたオンライン専門の心理カウンセリングルームを開業し、現在に至る。

-現在の仕事についた経緯-

私は数年前に慢性的な病を患ったことで、今まで当たり前のように過ごしていた普通の日常生活を送ることが難しくなっておりました。
そのような苦しく絶望した毎日を過ごしていたため「この経験を活かして私と同じような状況で苦しんでいる人達の力になることはできないのか?」と何度も自分に問いかけるようになったのです。
そんな時、よく相談に乗っていた友人に「カウンセラーに向いてるんじゃない?」と言われたことで「心へのダメージから発症する病に対して症状を緩和させるには抱えてしまった苦しい悩みを解決することが必要であり、それがカウンセラーならできるのでは?」と考えるようになり、心理カウンセラーになることを決心したのです。
それからは心理学を必死に勉強し、カウンセリングの経験や実績を積んできたことで現在のカウンセリングルームを開業させることができました。

-仕事へのこだわり-

二つある中で、まず一つは「ご相談者様と最後まで一緒に闘う覚悟」です。
当ルームのカウンセリングに来られるご相談者様は心や体が本当に苦しんでいる状態の方ばかりです。
心身症や心の病というのは周囲の健康な方には非常に理解されにくいことから、ご相談者様はどれだけつらい思いをしていても周りに打ち明けることができなくなってしまいます。
そんな中で数ある支援機関の中から当ルームを頼ってきてくださるので、私としては「必ず今の状況が少しでも改善するように全力でお力添えをする!」と心に決めて今までカウンセリングを続けてきました。
だからこそ、ご相談者様が私を必要としてくださる間は私の方針として途中で諦めることはせず、相談内容に対して少しでもご相談者様の望まれるところまで解決させるように心がけております。
今後もご相談者様が一人でも大丈夫という自信がつくまで、そして私を必要とされなくなるまで私は常にご相談者様と共に苦しい現状と闘っていく覚悟です。

もう一つは「ご相談者様の良き理解者になること」です。
一つ目で申し上げたようにご相談者様にとって一番つらいのは自分の今の状況を理解していただけないことです。
だからこそ、私はカウンセリングが始まる前に必ずご相談者様の立場や気持ちを頭の中でイメージし、ご相談者様の気持ちをシンクロさせることを心がけております。
シンクロとは「タイミングを合わせる」「同期する」といった意味ですので、私の場合はカウンセリング中にリアルタイムでご相談者様の気持ちにタイミングを合わせて私自身の気持ちへ同期させることで、ご相談者様が現在置かれている苦しい状況を自分事のように捉えることができるようにするといった取り組みです。
私としては「ご相談者様にとって良き理解者になること」が、ご相談者様にとって安心してカウンセリングを受けるために必要なことだと強く感じております。
そのためには何よりも私自身がご相談者様の気持ちや立場を率先して理解するための行動をしなければなりません。
気持ちをシンクロさせることは時に私自身も苦しめてしまうことが多いですが、今の私よりも遙かに苦しんでいるご相談者様の良き理解者になり、それが最終的にご相談者様の笑顔に繋がるのであれば今後も躊躇なく続けていく次第です。

-若者へのメッセージ-

もしご自身で挑戦したいと強く思える仕事であれば、勇気を出して一歩踏み出してみることが大事ではないかと思っております。
一歩踏み出すことが出来れば、意外と二歩目や三歩目はスムーズに進んでいくものです。
ですが、その前に一つだけご自身へ問いかけていただきたいことがあります。
それは「これから挑戦しようとしている仕事は自分が心から望んでいるものへ行き着くのか?」です。
新しい仕事へ挑戦することは今まで知らなかった世界が広がるために楽しいと感じる反面、思いも寄らない困難が立ちはだかります。
私も開業してから長いわけではありませんのでこのようなことを語るのはおこがましい限りですが、どんな困難に直面してもそれらを乗り越えられるとしたら「今の仕事を続けることで心から望んでいたことを手に入れられるから」だと思っております。
これが私の場合ですと「同じ状態で苦しんでいる人達の力になりたい」でした。
この想いが根本にあることで、現時点までの困難を乗り越えられたのではないかと実感しております。
だからこそ、皆さんに対して「想いの強さが強ければ強いほど、それに比例して想いが形として実現しやすいこと」をこちらの場をお借りしてお伝えできればと思いました。
これから起業に挑戦しようと考えている皆さんには、是非ご自身が強く抱いている想いを形として実現させていただけますと幸いです。