INTERVIEW
MATSUMOTO EISUKE

松本栄祐

株式会社IKETEL 代表取締役社長 https://www.iketel.co.jp/

略歴

1992年生まれ、大阪府出身。北海道大学・東京大学大学院にて環境工学を専攻。世界で唯一「フグの毒を水で分解」してた人。卒業後、ダイキン工業に入社し、空調機の設計・商品開発や社内のDX推進、社外との協業プロジェクト等に携わる。 これまでに日本全国3周/世界5大陸を渡航。多くの地域に関わり、それぞれの地域の良さを経験する一方、地域の課題感も感じ、何とかしたい、やるなら今と思い、株式会社IKETELを起業。「人の力×ITの力でもっと繋がり共創する世界を実現する」をVision&Missionに、地域内外の事業連携支援を通した地域の活性化と社会課題の解決に取り組む。

現在の仕事についた経緯

私たちが取り組んでいる様々な地域課題については、多くが少子高齢化に起因し、経済面、生活面、豊かさ等において社会全体へ影響するものがほとんどで、もはや地域だけの課題ではなく、日本全体の大きな社会問題とも言えます。
私自身、元々旅行が好きで、これまで日本はどこも3回以上、世界も5大陸へ行くくらいには様々な地域に関わってきました。その中で、地域の課題感もポテンシャルも感じていて、社会全体として解決すべきこの課題を何とかしたい、やるなら今だと思い、起業したことが始まりです。

仕事へのこだわり

私が大切にしていることは、行動すること、チャレンジすることです。
仕事では考えるだけでは進まないことがたくさんあります。特に新規事業では、正解も分からず、出口の見えないトンネルをずっと走り続けて行くようなものです。
その中で成功確率を上げようと思うと、仮設を立てて検証をするプロセスとそのスピードや試行回数が重要になってきます。
今多くの課題に頭を抱えていても、一歩進むと見える景色は変わり、立てた仮設が正しかったかどうかや次に取るべきアクションは何かということが分かってきます。
そして、大概は新しいことや大変なことにチャレンジしないとその景色は見れません。なので、行動することとチャレンジすることは仕事の中でも私が特にこだわっているポイントです。
ですが、それ以外に関しては、強いて言うと、あまりこだわりは持っていないかもしれません。人の意見を聞いて、新しい考えを吸収して、常に自分自身や仕事のあり方もアップデートしていきたいと考えています。
ただ、その際に、自分の頭で考えることは必ず行うようにしています。思考停止になっては本質的なものを見失います。
これからも挑戦し続ける人生であれるように、自分自身に言い聞かせて頑張りたいと思います。

若者へのメッセージ

私が若い方へ伝えたいのは次の3つです。
・いっぱい動いてたくさんの経験をすること
・自分の頭で考えること、自分で決めること
・挑戦すること
人は知識・経験の中からしか選べない、生み出せないです。まずどんな世界や人生があるか知りましょう。経験は資産です。勉強もスポーツもバイトも恋愛も起業も…何でもやってみたらいいです!
またその際、自分の頭で考え、自分で決めましょう。
なぜ考えることが大事か?考える力がないと、受け身の姿勢になり他人の都合のいいように流されます。仕事もAIに取って代わられ、せっかく行動しても無駄になることもあります。考える力は武器になります。
そして、大事なのは自分が納得すること。そのために、自分で決める、決めていいです。自分の人生の責任を取れるのは自分だけ。親や先生に言われたから勉強するのではなく、自分のためにする。本当に自分に必要なければしなくてもいいです。
仕事も、会社員や公務員になるのが人生の全てではないです。常識に囚われず、やりたいことを周りに反対されても押し切るぐらいの覚悟でやる方が、あなたの人生にとって価値があります。
挑戦しましょう。失敗しても大丈夫です。