INTERVIEW
MATSUDA TADASHI

松田正

サパラ株式会社 代表取締役 https://www.sapalaorganics.com/

略歴

大学卒業後、中堅化学会社(愛知県)に就業。大阪営業所長として、新地域(九州市場)の開拓に成功。新市場プロジェクトリーダとして、製鉄、自動車、電子市場の開拓に成果を出し、新事業プロジェクトリーダとして新規(PVD)事業を創設。米国留学後は、インド人パートナーと共に、コンサルティング活動を行い、インドに関わる種々の知見・経験を深めた。

現在の仕事についた経緯

前職(中堅化学会社)退職後、元気な間に自分の目で世界を見たいとの強い思いに駆られ、米国州立大学に短期留学、アントレプレナーシップを学びました。
米国留学中、見聞を広める中でインド人に知り合うきっかけを得て、インド人脈が広がる中で、現創業者と出会いました。
現創業者が日本市場への進出を計画していた為、共同設立者として日本法人を設立。それ以降、日本市場において積極的な事業展開を推進しています。

仕事へのこだわり

♦仕事の進め方に関して
(1)進んでいる「目の前」に道はなく「通ったあと」に道が出来る
(2)企業人としての心意気は“Small Company but Big Business”
(3)ビジネスにおいては「薄いつながりも、重要なつながりだ!」と感じる
(4)「根拠のない自信!」も物事を進める上では重要
(5)「インドは未知の国で信用ならない」とのご意見もある中、「日本とインドの架け橋」として、信頼される活動を通じ、日本のお得意様の繁栄に大いに寄与したいと考えている

♦弊社の強み
弊社インドの創業者は、インド国立研究所で博士号を取得、日本の大学でのポスドクを経て、トヨタ系企業に20数年に渡り勤務しました。この為、日本の永住権も保有し、日本人の考え方も深く理解し、幅広い視野を持っている事が大きな強みです。
また、弊社は最先端の医薬原料を供給しています。最近の例では、皆さんが接種されたmRNAコロナワクチンの原料を米国に供給しています。特殊な分野なので一般には知られていませんが、世界規模では技術力の高さ、信頼度など、高い評価を得ている企業です。

若者へのメッセージ

米国留学時、経済学の教授からお聞きした「一言」が心に残っています。
「日本の学生は優秀だが、滞在期間が短すぎる。世界を股にかける人脈作りには、じっくり腰を据えて、米国留学を活かす事が重要だ!」
長い人生の中で、少しは日本を離れ、外から日本を眺め、世界的な視野を身に付ける事が必要だと感じています。