1991年4月に株式会社デンソーに入社。そこでは「カンバン方式」や「カイゼン」といった合理化の仕組みやトヨタ生産方式を学び、約6年間の勤務経験を積む。その後、住宅営業やアパレル営業、ルートセールスなど、さまざまな営業業界で10年間を過ごし、営業ノウハウを磨く。その後、ベンチャー企業に入社し、創業メンバーとして取締役に就任。実務では社内業務スキームの構築や業務ルーチンのマニュアル化、社員教育、代理店の統括責任者などの役割を担い、営業マン育成講師としても活動。さらに、約300の契約店舗に対して販促アドバイザーとして営業の指導を行う。2009年4月、ア ヒラガデザインを設立し現在に至る。
略歴
-現在の仕事についた経緯-
最後の勤め先となったベンチャー企業。そこでは私の部下にグラフィックデザイナーやウェブデザイナーなどのクリエイターが多く在籍していました。そういった彼らの仕事ぶりに接していたことに触発されデザイン事務所を開業。
もともと美術系や創作においては幼少期から得意であった事に加え、社会に出てからの、多くの営業経験、多くの組織経験、事業スキーム構築、社員教育など、デザイン業に欠かせない経験を積んできたという自負も、開業の後押しとなりました。
デザインは退職後に独学で習得し、さらに写真、モーショングラフィックス、3DCGなども独学で習得。また「ビジネスとクリエイティブ」「マネジメントとコミュニケーション」など、私が経験してきた事を若い人に伝えていけるようなコンサルティング活動もしています。
-仕事へのこだわり-
〈ビジネスとクリエイティブの両軸考察〉
私は組織人としての経験や営業経験、管理職や役員経験を踏まえ、デザインと経営の両軸を考察しています。単に見た目や装飾だけでなく、なぜデザインが重要なのか、それがどのような影響を及ぼすのか、問題解決のためにはどのような制約に対処する必要があるのかなど、さまざまな視点から考察と検証を行っています。客観的なエビデンスに基づいたデザイン制作に取り組んでおり、見た目だけでなく実質的な価値を提供することに重点を置いています。
〈様々なクリエイティブ分野のスクランブル考察〉
私はさまざまなクリエイティブ分野のスキルを持っています。クリエイティブディレクションやフォトディレクションなどのディレクション業務。グラフィックデザインや写真撮影、WEBデザイン、イラストレーション、モーショングラフィックなどのクリエイティブ実務。さらに、コミュニケーションスキルの指導やデザインマネジメントの指導などのコンサルティング業務も行っています。お客様からは様々な課題の相談を頂きます。そういった相談される課題に対し、私は各分野のスキルと経験値を脳内に一気に引っ張り出し、スクランブル考察をします。問題に対する解決策を講じる脳内の引出し数は、相当豊富であると考えます。
〈コミュニケーション〉
私はコミュニケーションを大事にします。パソコンの前に座ってするのも仕事ですが、言葉のキャッチボールを大事にしています。打合せでは雑談も多いですし冗談も多いです。打ち合わせに関係のない話も沢山したりします。しかしそれも含めて仕事に必要だと思っていますし、それがあるからこそクオリティの高い仕事に繋がっていくものだと思っています。
-若者へのメッセージ-
持って産まれた才能を見つけてください。自分の得意分野で勝負してください。そして多くの経験を積んでください。経験とはあらゆる分野の経験です。経験値が増えれば、あなたの得意なことのクオリティはどんどん上がっていきます。