INTERVIEW
MAKINO NORIKO

牧野祝子

株式会社 グローバル・キャリアデザイン 代表取締役 https://norikomakino.com/

略歴

米コロンビア大卒、仏INSEADビジネススクールMBA修了。20年間、国内外10ヵ国で、途中出産育児によりキャリアを中断しながらも、米系戦略コンサル、仏系化粧品会社、英系酒販会社、伊系ファッションなど多業種で、戦略構築から現場の実働まで国際的キャリアを積む。また、海外企業でもマイナーな女性のシニアマネジメントのポジションや後輩社員のメンターも多く務めた。その後、メンター経験や豊富なビジネス経験とノウハウを活かし、国際エグゼクティブコーチとして独立。2023年には「The power of Positive feedback(ポジティブフィードバックのパワー)」をテーマにTEDxの登壇を実現。

-現在の仕事についた経緯-

これまで会社の管理職から現場の実働まで多業種でグローバルな仕事に務めていました。
夫の仕事の関係で中国からイタリアに戻る時に、今後のキャリアについて考え、当時はご縁があった不動産関係の仕事に就きましたが、車で往復3時間かかる現場と育児の両立に悩んでいました。
そんな時に、オンラインでコーチングや考え方を伝えることができると知りました。これまで色んな悩みと向き合う中で、相談相手がいればどんなに楽だっただろうと感じたことがきっかけで、同じ悩みを持つ女性の力になるために、「女性のためのグローバルなコーチング事業」を始めました。
また、“ポジティブフィードバック”の取り組みが企業研修にも繋がり、一人でも多くの方が自分を通じて楽しく仕事ができるような環境を作るコーチング事業を展開しています。

-仕事へのこだわり-

好きなことをすることです。
日本の教育は、得意分野も不得意分野も80点をとれるような教育スタイルですが、海外の教育では、得意分野だけを100点から120点に伸ばす教育をしています。
これからの社会は、“120点のプレイヤーがいるか”が大切だと思っています。
嫌いなことを頑張るよりも得意なところを伸ばした方が絶対に活躍でき、自分の強みを活かす方が楽しく仕事ができると思うので、まずは自分の強みを見つけることを研修に取り入れています。
そして、人とのコミュニケーションも大切にしています。
出版した著書でも伝えることはできますが、目の前の一人一人と会話することで真剣に考える機会を作れるので、対話することを重要視しています。

-若者へのメッセージ-

Be positive!
何事もあきらめず取り組んでほしいと思います。
一人一人に多くの可能性があります。頑張ることで実現をしていくことが大切です。
自分の可能性に蓋を閉めないで、自分を信じてポジティブに考えて日々行動してほしいと思います。