INTERVIEW
KUROKIBA HIROYUKI

黒木場博幸

Studio Gait 代表 http://studiogait.com/

略歴

藤田保健衛生大学リハビリテーション専門学校卒業。主に整形外科領域を中心に理学療法士として従事。2015年、ピラティスインストラクター資格を取得。2017年、ピラティススタジオ「Studio Gait」を開設。

現在の仕事についた経緯

理学療法士は1995年から活動しておりますが、ピラティスは2013年に知り合ったトレーナーさんにピラティス団体を教えてもらい、インストラクター養成へ。
2015年に資格を取得し、以前から一緒に仕事をしていた三好由貴氏と共にStudio Gaitを開設しました。
ピラティスを初めて体験した時は、全く動けなくて出来ない自分に歯痒さを感じました。

仕事へのこだわり

病院の患者さんや、同じ職種の方々への指導においては「教えないことを教える」ことを意識しています。
自身が開いている空手教室の生徒にも当てはまることですが、動物として人に本来備わっている「感覚」が大切だと思います。私も新人時代からそのように指導してもらってきています。研ぎ澄まされた飢餓状態の感覚は、必要以上の無駄な力みがなくなるのです。
どんな職種でも、仕事においては何を差し置いても「安全第一」が全てだと思います。その安全を確保するには、危険を回避する「感覚」と「判断力」が必要です。
スタジオの代表として開設していながらも、現在も整形外科クリニックの理学療法士として従事しております。なぜかというと、「医療をベースにした」というスタジオのコンセプトにもあるように、長年従事している空気の流れや肌感覚、指先の感覚を保っていたいからです。

若者へのメッセージ

若者へのメッセージなど、とてもおこがましくて恐縮ですが、常に貪欲さは持っておいた方がいいと思います。「◯◯が欲しい、◯◯をしたい」など、自身が責任を持って努力できる未完成のものがあった方が人生は楽しいですよ。ずっと追いかけて行けますし。
しかしその根底には「体も心も精神も」健康第一です。むしろ若い方々のアイデアなどを中高年にもっと拡げていって欲しいと思います。
私自身、教えて欲しいことはいっぱいありますし、人生楽しんだもの勝ちですからね。