INTERVIEW
KOTERA JUNICHI

小寺淳一

マーブルライフ 代表 https://mbp-japan.com/nara/jkotera/

略歴

近畿大学理工学部生命科学科卒業。医薬品・衛生材料などの製造販売会社、医療機関向け医療用医薬品の通販事業を行う会社を経て、2015年に個人事業主として独立。現在は、通信販売事業「健康生活応援ショップ」通信販売コンサルタント事業を行っている。また、朝日新聞専門家サイトマイベストプロ奈良でコラム執筆中。

-現在の仕事についた経緯-

大学を卒業した頃は将来商品開発がしたい、仕事で社会貢献がしたいと漠然としたイメージを持っていましたが、5年で6部署経験したあたりで、幅広く業務の知識・経験が身についてきたことを実感し、また同世代と将来を語り合う中で独立を考えるようになりました。
将来の独立を見込んで医療カタログ系通信販売の会社に転職し、経営と近いところに身を置き、経営企画や仕入れを学べたことが大きかったと思います。
独立後はこれまで学んだことを活用して大手ECモールに出店。独自に仕入れた商品に対して、新たに学び直した配送の経験・知識を活かしたシンプルかつ無理のない掲載・出荷を確立しました。
朝日新聞専門家サイトマイベストプロより通信販売専門家としてスカウトをいただき、これまでの経験・知識を還元するべくコラムを執筆しております。

-仕事へのこだわり-

主に大学の時からですが、将来どのようになりたいかを“10年後の目標”として立てていました。
30歳・40歳の時に、なっていたい自分を大きくイメージし、決めて行動をしています。
入学当時18歳の頃は教職員になるように設計をして行動していましたが、大学4年の時に『企業に就職して、30歳までに商品開発をし、社会に貢献できる商品を送り出したい』という目標に変わっため、新卒2年目まで一般社会人になるための準備・経験不足がたたり、会社や先輩・上司に迷惑をかけました。
その後は業務をこなすうちに現状では目標が達成できないことに気付き、40歳の目標を『独立し事業を軌道に乗せる』こととしたので28歳で転職をしております。そしてギリギリですが29歳の最後に目標を達成しました。
ここまで失敗は山のようにしていますが、40歳目前の現在も目標に近づいていると認識しています。そろそろ50歳の目標を決めないといけません。将来の可能性はいろいろありますが方向性を決めておくことで自身の行動原理が決まると考えています。

目標が決まれば次は「経験すること」と「知識を身につけること」を主眼に置いています。
「経験すること」
目標に沿った行動からくる経験は将来がイメージしやすく行いやすいですが、すぐに関係のない経験もあると思います。私には関係ないというような内容も、“将来に役立つか”を考え経験することで貯蓄するようにしています。
「知識を身につけること」
2種類あると考えており、“正しい知識をつける”ことと“考え方を理解する”ことです。正確な知識を身につけるため、常に情報収集をし、情報の取捨選択をしておく必要があります。また考え方を理解することで、自身の行動を整理することが出来、知識の応用ができるようになります。

「経験」と「知識」をしっかりと貯め、使い方を理解したときに、はじめて実力(スキル)が身につくと考えています。目標に向かって行動をするためにも実力をつけていくことが大事です。

-若者へのメッセージ-

「とりあえず始めよう。」「まずやってみよう。」
突き詰めればこれらの言葉でまとまるのですが、目標・過程もなしにいきなり言われても戸惑うだけだと考えています。
まずは将来のなりたい自分を大まかでいいので想像してみてください。
なりたい自分を想像し、目標として、どうすればなれるかを考えてみましょう。
そこからなりたい自分を目指してやってみましょう。
なりたい自分が大きすぎた場合は、近づくために実力・スキルを身につけていきます。
経験・知識をつけることでなりたい自分の道を見つけることもあり、将来を切り開けることもあります。
目標を決めて、目標に向かって進むことがとにかく大事です。老若関係なく言えることだと思います。
目標を決めた後「とりあえず始めよう。」「まずやってみよう。」と言えるかと思います。
運も実力のうちとは言いますが、目標に向かって進んでいるからこそ、気付いて拾える運・チャンスもあります。実力があれば落ちているチャンスに気付き拾うことも出来ます。
実力をつけることは地道で大変な作業ですが、コツコツと目標に向かって経験・知識を作っていきましょう。
なりたい自分を目指してぜひ頑張ってください。