同志社大学商学部卒業後、新卒で大手人材系企業に入社し、求人情報サイトを通して企業の採用活動を支援。新卒成績トップに贈られる「ベストルーキー賞」を2度受賞。その後独立しフリーランスとして、エンタープライズ向けSaaSスタートアップでインサイドセールス・フィールドセールスを担当しながら、新規事業開発等も経験。現在は法人としてスタートアップをメインとしたインサイドセールス支援事業を展開している。
略歴
－現在の仕事についた経緯－
以前にスタートアップ起業家数人でシェアハウスをしており、そこで自分自身もスタートアップ的なスタイルで事業の立ち上げを検討していたのですが、向こう5年10年と自分の人生を賭けられるアイデアや領域が見つからず、まずは自分ができることをやってみようと思い、始めたのが現在の事業です。
－仕事へのこだわり－
現在の事業で言うと、「支援先のビジョンに賛同すること」、「解くべき問題を見極め、最適な課題を解決すること」の2点です。
前者については、私自身が上記で述べた経験から、素晴らしいビジョンを持った企業を支援したいという想いが背景にあり、スタートアップをメインにしている理由もここにあります。もちろんクライアントからしても、会社メンバーも外部パートナーも関係ないですし、メンバーの士気を高めて成果に繋げるためにも、ビジョンへの賛同・共感は必要不可欠だと考えています。
後者に関しては、成果を最大化するために何か特別な施策を打つのではなく、まずはどういう問題を設定するのかが重要だと考えています。言い換えると、設定する問題を誤るとその時点で求める成果は出ないと思っているので、理想と現状の乖離を課題として、その課題の背景にある問題が何かを洗い出し、成果におけるインパクトが最も大きい問題の設定・課題の解決を意識して、日々取り組んでいます。
－若者へのメッセージ－
エールやアドバイスといった厚かましいことはできませんが、何かのヒントになればと思い、2点お伝えできればと思います。
1つ目は「とりあえずやってみること」です。近年、「自分がやりたいことがわからない」という悩みを持った若い方々が多いように感じています。もちろん前述した通り自分も同じような状態にありました。ただ、今の会社を立ち上げてみて、やりたいことが少しずつ見えてきたという実感もあります。多くの経営者がお金で買えるなら買いたい「若さ（=時間）」を存分に活用して、色んなことを経験してください。「これは自分がしたくないことだ」と気づくことこそ、自分がしたいことに辿り着く近道だと思います。
2点目は「成功者の真似をすること」です。新卒で入社した会社では、当たり前ですが初めは右も左も分かりませんでした。だからこそ決めていたのは、まずはできる人を徹底的に真似ようということです。もちろん当時の上司が優秀であったこともありますが、そのおかげでベストルーキー賞をいただくことができたと考えています。「守破離」という概念があったり、「学ぶ」は「真似ぶ」という言葉が語源だったりするので、まずは結果を残している人を素直に真似てみると良いと思います。
手前味噌で恐縮ですが、皆様のご活躍を心よりお祈り申し上げます。