INTERVIEW
KONISHI KENGO

小西健悟

WIZAPP 代表 https://wizapp-solution.com/

略歴

神戸大学経済学部卒業後、新卒で地方銀行に入行。個人営業、法人営業、海外融資業務を経験し6年間勤務。その後、IT企業にWEB系エンジニアとして入社し、システム開発に従事。2023年4月に個人事業主として独立し、WEBシステム開発、WEBサイト制作、WEB集客などの「WEB事業」と補助金コンサルや資金調達支援などの「金融支援事業」を行う。

-現在の仕事についた経緯-

銀行での勤務時代に、社内や取引先の中小企業などでの「IT化の遅れ」を日々感じていました。連絡手段としてFAXが最も活躍しており、資料を毎度印刷する手間があり、「日常業務をシステム化したら、もっと時短できて本業に時間を割けるのに」と毎日思っていました。
そこで、自分が先陣を切ってシステム開発をし、企業の業務効率化を「自分主導で実現できたら面白そう!!」というワクワクのもと銀行を辞め、IT業界に足を踏み入れました。
銀行で培った金融ノウハウと中小企業支援の教え・姿勢をそのままに、新たに身につけたITスキルを武器に、IT×金融での中小企業支援を行うに至りました。

-仕事へのこだわり-

「その仕事三方よし??ちゃんとギヴァーになれている??」

滋賀県出身の私は、社会人として一歩踏み出した時から、近江商人の教えである「売り手よし、買い手よし、世間よし」の三方よしの考えを叩き込まれました。

仕事をする上で利益を追求していくと、どうしても目の前のことしか見えなくなってしまうケースも少なくありません。実際に私も銀行員時代に、「お金を借りてください。これを買ってください。」と恥ずかしながら頻繁に言ったものです。しかし、そういう時にこそ、自分本意の仕事になっていないかと一度立ち止まって考えることが大事です。

どんな仕事も、ギブアンドテイクで成り立っています。自分本意なテイカーとして仕事をしてしまうと、どんどん周りの人は離れていってしまいます。会社員の時は、それでも会社のブランドという看板に守られていた部分はありますが、独立したら守ってくれるものはありません。自分自身という1人の人間としての振る舞いが業況に大きく左右します。だからこそ、相手に対してきちんとギブできているか、それは本当に社会の役に立てているかを常に考えることで、そこで初めて三方よしが実現できると考えています。

この三方よしの精神、ギヴァーの精神をしっかり持つことができれば、自ずと仕事のクオリティは向上し、結果にこだわった良い仕事ができると思います。私自身もまだまだ若輩者で、失敗もありますが、この考えをずっと大切にすることが今後のさらなる事業展開の鍵になると信じて日々取り組んでいます。

-若者へのメッセージ-

「今、仕事は楽しいですか?」

私は会社員時代、全然仕事が楽しくなく、よく「サザエさん病」にかかり、月曜日を嘆いて「隕石が会社に落ちないかな〜」と祈った日々でした。
しかし今振り返ると、それは自分の「モチベーション」を理解していなかったからでした。

あなたの原動力、モチベーションは何ですか?
“高い給料”、“充実したプライベート”、“みんなから認められたいという承認欲求”、“かっこよくありたいという気持ち”など、何でも良いと思います。自分自身のモチベーションが何かをしっかり分析し、そのモチベーションを満たす働き方することができれば、自ずと仕事は楽しくなっていくものと思います。

私は今とても仕事が楽しいです!
厚かましいかもしれませんが、私と関わってくださる方には、1人でも多く同じ気持ちを共有したいと思っています。みなさんの毎日が少しでも楽しくなるよう、自分の原動力が何かを探してみてください!