INTERVIEW
KOIBUCHI SAORI

鯉淵沙織

ALO studio 代表 https://www.alo-studio.com/

略歴

日本女子大学卒業後、大手証券会社にて営業職、人材サービス企業にて営業職、人事職を経験。趣味の一つであったピラティスをライフワークにしたいと考え、フリーランストレーナーを経て、現在東京都港区芝にてピラティススタジオを経営。

現在の仕事についた経緯

社会人になり、仕事や会食など多忙を極める生活で、体重は10kg以上太ってしまい、自分に自信が持てなくなり、心身ともに疲弊していた時期にピラティスに出会いました。
ダイエット目的でスタートしましたが、体型の変化だけでなく精神的にも前向きになれた自身の経験から、ピラティスをライフワークにしたいと考え、キャリアチェンジいたしました。
キャリアカウンセリング、コーチング等の経験もあることから、ピラティスを軸としながらも、日々忙しく働き頑張っている方の、家族でも友人でもない、第三の癒しスポットのような場所を創りたいと考え、スタジオをオープン。
現在オーナー兼トレーナーとして活動しています。

仕事へのこだわり

相手の立場に立って考え抜く、自分のために仕事はしない、どんな出会いも大切にする、の3点を大切に仕事をしてきています。
証券会社や人材サービス企業での営業職は、ノルマや目標も年々高くなる環境で、頑張れば頑張るほど営業成績が求められる厳しい世界でしたが、自分の成績を上げるための仕事はせず、いくら会社からノルマを追うよう指示されたとしても、本当にお客様のためになる仕事なのか?という軸はブラさず、仕事をこなしてきました。
一見遠回りになってしまうケースもありますが、一人一人のお客様に対し、しっかり相手の立場に立って考え抜くことで、すぐには結果に結び付かなくても、お客様のご紹介につながり、結果として喜んでいただけるご提案ができるケースがほとんどです。
また、出会いは一期一会です。せっかく、ある瞬間を共にできた出会いには心から感謝し、相手の貴重な時間を無駄にしないよう、今日話してよかったな、時間をとってよかったなと思える場になるよう、思いやりを大切に仕事をしてまいりました。これは現在のスタジオの理念にも結びついています。
どんな仕事でも、私は基本は同じだと思っています。思いやりを持って相手に寄り添い、ピラティスを通じて、心も身体も心地よさを感じていただける場を提供できる存在でありたいと思っています。それはお客様だけではなく、一緒に働いてくれる仲間にもです。
周りにいてくださる方々に感謝し、人生に少しでもプラスアルファな喜びを与えられる仕事をしていきたいと思います。

若者へのメッセージ

大学を卒業して約10年、会社員として働いてきましたが、10年って本当にあっという間です。
でも、この20代の10年間で何をしたか、何を学んだか、どんな人と出会ったかで、その後の人生がかなり変わると思います。
毎日、120%で頑張るのは難しいと思いますが、一年間を平均値で見たときに、自分頑張ったな、去年より成長できたなと思うことが一つでもあると、それが積み重なって、強くて逞しい武器を手に入れた30代がスタートできると思います。
また出会いは本当に貴重です。昔知り合った人が新しい仕事で一緒になることもあれば、お客様を繋いでいただくことも沢山あります。一つ一つの出会いを大切に、丁寧に接することが何より大切だと思います。
寝る前に、今日良かったことや悪かったことを振り返って寝て、朝起きたら今日はこんな日にしようと明るい気持ちでスタートする。この繰り返しが、人生をより良いものにしてくれると思っています。
仕事は辛いこともあるけれど、その分、乗り越えられた時の面白さがあります。沢山の人と出会い、20代は沢山のことを吸収して武器を身につけてください!振り返った時にすごく楽しい20代になると思います!一緒に頑張りましょう!