INTERVIEW
KOCHOU KAORI

胡蝶かおり

YOGA HUALI Training School
YOGA HUALI of Hawaii,Corp
代表 / CEO https://hualilifedesign.com/

略歴

福岡でデザインを学び、東京に上京。ガラス作家の登竜門でもあるガラス工芸研究所であらゆる技法を学びながらガラス作家として活動を始める。IDEEのオリジナル商品を手がけるなどし、ブランド「TOOL」ではKENZOやCHARAプロデュースインテリア雑貨「堂」などとコラボレーションを行う。その後、衣装デザイナーとしても活躍。父の死をきっかけにヨガの道に進み、海外でのヨガ留学を経て、ヨガインストラクターとして活動。日本初のマンツーマンヨガ養成スクール「YOGA HUALI Training School」を設立し、これまでに国内外で活躍するプロヨガインストラクターを育成。メディアで活躍する卒業生を多数輩出し、質の高い指導で定評を得ている。現在はスクール運営のほか、起業コンサルやライフコーチとしても活動中。

-現在の仕事についた経緯-

ガラス作家としての活動を通して、“何もない所から創造をし創りあげる”ということを始めました。
その後、衣装デザイナーとしての道を歩んでいましたが、父の死をきっかけに、私自身の人生を素材として捉え、人生を作品として形にしたいという強い思いが生まれました。
ヨガの道を選び、海外留学で学びを深め、そこからヨガ講師として活動するようになりました。そんな中、ヨガの資格を持っていても、実際に活躍できない人が多いことに疑問を感じました。
資格だけは取得できるけど、活躍することは別物。そんな現状を打破すべく、即実践に役立つ育成を目指し、日本で初めてのマンツーマンスタイルでのヨガ養成スクールYOGA HUALI Training Schoolを設立しました。
今年で14年目を迎えますが、今ではこの道を選んだことに誇りを感じています。

-仕事へのこだわり-

私たちのヨガ養成スクールでは、資格取得をゴールとするのではなく、取得後こそが本当のスタートラインだと考えています。これまでに1,800名以上の卒業生を輩出してきましたが、その経験から学んだのは、知識や技術を身につけることは大前提であり、日々の練習がとても重要だということです。
しかし、最も大切なのは心と思考のあり方、物事の捉え方や解釈の仕方です。ヨガは生きることそのものであり、体の健康は心の健康と深く結びついています。どれだけ体を鍛えても、心や思考が疲弊してストレスを抱えているなら、本来の健康には到達できません。
ヨガでの学びは、人生を歩んでいくためのアドバイザーであり、時には処方箋のようなものです。技術も重要ですが、ヨガ哲学という学びが全体の8割を占めるほど、非常に重要だと考えています。
そのため、私たちのスクールは「人生を学べる場所」として高く評価されており、卒業生はヨガの本質を身につけて社会に羽ばたいています。
即戦力となるだけでなく、もう一度会いたいと思われる人間力を養うことに重きを置いています。それが、私たちの一番の強みであり、こだわりでもあります!

-若者へのメッセージ-

時間は皆平等に与えられていますが、人生は違います。当たり前に過ごせている日々は本当は当たり前ではないのです。一瞬一瞬を大切に生きる。幸せは皆それぞれであり正解も不正解もありません。受け身よりも常に自ら動くこと。動くからこそ流れにも乗れますし、タイミングや運というのも掴めるようになるものです。
まずはなんでも良いから動いてみる。チャレンジしてみる。失敗は付きものだから避けようとしないこと。やり切ったと言えるまでやり抜いてみること。きっとその先の風景がよりよく変化していきます。
自分の人生だからこそ人生の舵取りは自分自身が行えます。目標や自分が思う成功を掴みたいならば、そこにまた驕ることなく次のチャレンジをして欲しいなと感じます。
ゴールはありません。人生において安心安定という保証はありません。同じ時間を生きるならば、思いっきりチャレンジ&失敗を経験して、何度でも立ち上がってください。そして相手よりも0.1でも広い心と寛容さで居られるならば、感情に揺さぶられないようになります。
「常に自分自身」です。自分がどうしていきたいのか、どうありたいのか、自分の心に常に耳を傾けてあげてください。自分自身をまずは大切にするということと信じきることが大事です。