INTERVIEW
KIMURA ASUKA

木村明日香

むかしむかし株式会社 代表取締役 https://mukashimukashi.jp/

略歴

2021年、法政大学キャリアデザイン学部卒。新卒で株式会社アドウェイズに企画営業職として入社し、アプリ広告の企画運用に携わる。学生時代から携わっていたSNSマーケティングを軸として2022年9月に独立し、フリーランスとして企業のSNS運用に従事する。翌年9月12日にむかしむかし株式会社を設立。企業やプロダクトのストーリーをSNSで伝えることをコンセプトに事業を展開。

-現在の仕事についた経緯-

元々両親が自営業をしていたり、父方の実家が酒屋を営んでいたこともあり、小さい頃から様々なチャレンジをする父の背中を見ていました。その影響で、「自分も何かに挑戦をし続ける人生を歩みたい」と決心したのが独立を志すきっかけです。

初めて独立を考えたのは大学3年生の時でした。
当時「企画すること」や「クリエイトすること」は好きでしたが、どのような進路に歩んだら良いか迷っていた時期がありました。その時に、ノート5冊分の自己分析を行い、自分の過去を幼少期、小、中、高、大学生と遡って「自分はどんなことに喜びを感じ」「何をしている時が一番ワクワクするか」「どんな未来なら希望が持てるのか」などを分析した結果、「起業」に辿り着きました。

自分の提供価値を磨いてから起業をしたいと考えたため、既に内定をいただいていたWEB広告代理店での業務を経た上で起業をすることを決意しました。

-仕事へのこだわり-

一番は社内社外問わず「信頼関係を構築すること」です。
当たり前のお話にはなってしまいますが、「相手を不安にさせない」ように定量化できる部分はしっかり道筋を示し、コミュニケーションの機会を多く取ることなどを意識しています。
また、社内ではSlackにtimesチャンネル(自分のつぶやきなどを気軽に投稿できるチャンネル)を作っており、その瞬間に思い付いたことや将来やってみたいことをテキストベースで投稿しています。
先日、弊社のメンバーから「timesチャンネルの投稿を見ると自分も頑張ろうと思える」という言葉をいただき、自分の考えや会社の方針を定期的に社内に発信することが組織における個人のモチベートに深く関わっていることを実感しました。まだまだ偉そうに言える立場になるには100年早いですが…(笑)
今後も「信頼」を念頭に置いていければと考えております。

弊社では「企業のストーリーマーケティング支援」をメイン事業として行っております。我々は、全ての物事には物語があり、それこそが熱量の高いファンを醸成する原液だと考えています。そこで、「ストーリーマーケティング」と呼ばれる“企業やプロダクトのビジョンや裏側、体験談などを物語形式で訴求するマーケティング手法”とSNSを掛け合わせ、「漫画・ショート動画×SNS」を活用した企業のマーケティング支援をしております。

-若者へのメッセージ-

突然ですが、私は「裸で生きている人」が大好きです。

あ、これは変な意味ではありません(笑)
言い換えると、「自分の野心に従っている人」だったり「理想の未来に向かってがむしゃらに努力できる人」になりますかね。そういった人達って、目がキラキラしていて、圧倒的な「熱」を持っていると思うんですよ。

人間って、「自分の理想像」が誰にでも必ずあるはずなのですが、そこに気づいていない(=見えないフリをしている)人が多すぎる気がしています。それを言語化して道筋を立てるだけでも、驚くほど力が湧いたりする。

自分が過去、自己分析を突き詰めて「ハッとした」ように、やりたいことや成し遂げたいことを追いかける勇気を持った人が増えたらもっとワクワクする社会になるのではないかと思います。そういった自分の理想を追い求める、「裸で生きられる人」を増やすのが私の人生のテーマの一つであると最近は考えるようになりました。

私もまだギリギリ(?)若者だとは思うので、偉そうに言える立場ではないですが…。
1つの参考にしていただけますと嬉しいです。