INTERVIEW
KIKUCHI HIROYUKI

菊地弘透

株式会社Goodld 代表取締役 https://goodld.co.jp/

略歴

幼いころからのレーシングドライバーの夢を捨てきれず、日本大学生産工学部卒業後、約3年間レーシング活動を行う。夢かなわず就職することになり、大学時代からイベントの企画・運営が好きだったこともあって、イベント関係のプロモーション制作会社に入社。グローバル企業の案件を数多く担当し経験を積んだ後、2社同業種で転職し、約18年間一貫して同業務に従事。2021年に独立。現在はプロモーション業務の経験を活かしつつ、新規事業への取り組みに重点を置いて、2022年にショートパンツ専門ブランド「SP」を立上げ専念している。

現在の仕事についた経緯

単純に催し物が好きという理由です。それを仕事として考えたときにイベントプロモーションという仕事があることを知り約18年間従事しています。今もその気持ちは変わらず、自身が他にもやりたいことをできる環境にするべく会社を立ち上げました。
今までのプロモーションの経験も活かし新しいことにチャレンジしています。その手始めがアパレル事業になります。
右も左もわからない状態でアパレル事業を立ち上げることは大変でしたが、新たな学びや今までの業界では出会う機会の無かった方々と関われることがとても新鮮です。まだまだ戸惑うこともありますが、取り組んだ以上、納得いくまで進めていくという強い気持ちを持って携わっています。
アパレルを始めた理由も明確で、ショートパンツが大好きということです。納得のいくものが欲しく、ショートパンツ専門のブランドとして立上げました。
製造業、伝統、日本ということを特に強く意識し、このブランドを世界へ発信すべく、今は認知拡大、啓蒙に力を入れています。

仕事へのこだわり

仕事については、当たり前ですが常にプロ意識を持って取り組んでいます。
その中で特にポイントとしている点は、常にアンテナを張って最新情報への感度を高め、お客様の意思を読む力(察する力)をつけることです。
新人時代は、OJTの中で専任のアシスタントをさせていただいた先輩が、トッププロデューサーとして価値の高い仕事をしていたことがとても印象に残っています。
その先輩から一番に教わったのは「人が3年かかることを1年で習得する意識をもって仕事に取り組んでごらん。」ということでした。
この教えは今でも変わらず根付いており、今の業務に活かせていると思います。また、この教えに加え、自身では相手の気持ちを読む力=察する力を常に意識しています。
プロモーションの仕事は、お客様の望むことをどのようなベストプランで提案できるかが勝負の決め手になります。それはアパレルを立ち上げた際にも同様で、求められるポイントを押さえ、どのように差別化が出来るかを考える根本にもなっていると思います。
今後もこの意識を変えずに様々な環境で取り組んでいきたいと思っています。

若者へのメッセージ

自分が決めた夢に向かって突き進むことが出来る方は少なく、難しいと思っています。
ただ、焦ることなく様々な経験をすることで見えてくる未来もあると思います。立ち止まることも必要で、その時、そのあとに自分の考えや意思をもって行動できる人物になっていれば良いと思います。
今置かれた環境で最善を尽くすこと、そしてその際に何の意味があるかも考えて行動をすると、違った視点で物事を見ることが出来るようになると思います。
自分だけで考え過ぎず、周りの友達や身内に頼ることも必要だと思いますし、多くの成功者も一人で全てができたわけではないと思います。
ありきたりではありますが、失敗を恐れて何もしないのではなく、失敗を恐れず取り組むことが何かのきっかけになると思います。一歩前に踏み出す大切さを感じてください。
「為せば成る、為さねばならぬ何事も」この言葉をどこか心にとめて過ごしてみてください。