INTERVIEW
KAWAMURA TAKUMA

河村琢磨

多機能型事業所 白い翼/株式会社バロットヒーローズ 代表取締役 https://ballot.co.jp/

略歴

神奈川県立栗原高等学校(現 神奈川県立座間総合高等学校)卒業後、父親が経営する電子計測の会社に入社。ロケットのエンジン開発やプラント立上げ等に携わる。友人が秘書をしていた故 藤井裕久元蔵相の選挙応援を経て、藤井裕久衆議院議員の秘書となり政治の世界へ。その後は衆議院議員 浅尾慶一郎(元みんなの党代表)秘書を経て、神奈川県議会議員選挙(鎌倉市選挙区)に出馬するも381票差で惜敗し、富士ソフト企画株式会社(富士ソフト株式会社特例子会社)に入社し、サラリーマンに。2年後、鎌倉市議会議員選挙に出馬し初当選。特例子会社のサラリーマンと市議会議員の二足の草鞋を履く。鎌倉市議会議員を2期8年務めた後、次の選挙には出馬をせず、会社も退職し起業の道へ。株式会社バロットヒーローズ創業。障がいの有無にかかわらず、誰もが政治に参加出来る社会を実現するという理念の下、多機能型事業所 白い翼を設立。

現在の仕事についた経緯

小さいながらも自営業の跡取りから、政治家秘書、そして政治家、同時に障がい者が働く特例子会社の会社員として働いてきた私の職務経歴は、おそらく一般的な方と比較をすれば、やや異色なものになるのではないかと思います。
そうした経験の中で感じたことは、政治が“特別な人がやる職業”として捉えられていたことです。特に障がいのある方々からすれば、それは別世界のこととして扱われているような現状がありました。選挙権、被選挙権は民主主義国家として誰もが有しているにもかかわらずです。
そこで、もし私が経験してきたことを社会の中で活かすことが出来れば「障がいの有無にかかわらず、誰もが政治に参加出来る社会を実現する」ことが出来るのではないか?そしてそれはきっと誰かの権利擁護につながるのではないか?という気持ちから、この事業を立ち上げる決意をしました。

仕事へのこだわり

何かを頼まれたら、事の大小にかかわらず基本どんなことでも応えます。
それは私を信じて頼んでくれていることだからです。
それが「信頼」を得て、その積み重ねが「信用」につながっていくと信じて、仕事をしてきました。

若者へのメッセージ

江戸時代に77万石の大藩となった島津家に伝わる教え「薩摩の教え/男の順序」というものがあります。
1、何かに挑戦し、成功した者
2、何かに挑戦し、失敗した者
3、自ら挑戦しなかったが、挑戦した人の手伝いをした者
4、何もしなかった者
5、何もせず、批判だけしている者
これは人生において「挑戦」することの大切さを教えてくれています。
当時は「男の教え」となっていますが、今はジェンダー平等ですから、すべての若者に是非知って欲しいと思います。
これからの日本を元気にして欲しい。失敗を恐れず、人生どんなことにもチャレンジして欲しいと思います。