INTERVIEW
KAWAMURA MAYUMI

河村真弓

株式会社LKキャピタル 代表 https://lksalon.shop-pro.jp/

略歴

奈良県生まれ。千葉に移住し親の転勤でまだ発展途上時代の(1986年〜)シンガポールに長期移住。UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)を卒業後、金融会社・バークレイズキャピタルに入社、証券部門に所属。27歳で結婚、女児1児を出産。その後ゴールドマンサックス、メリルリンチに転職。2012年(32歳)、娘の頼みでメリルリンチを退社。天然ダイヤとラボグロウダイヤを扱う「LK jewelry」を起業。元々金融女子時代に築き上げた投資能力で不動産投資も継続し、7億円分のジュエリーコレクションを保持。LKjewelryの売上げと不動産投資とを合わせて年間10億円を納税するまでに至っている。

-現在の仕事についた経緯-

これまで比較的エリート街道に乗っていましたが、自分の人生を決められた道で終わるつもりはありませんでした。
その中で金融のお仕事を続けてきましたが、一生続けたい仕事なのかという疑問が心のどこかにずっとありました。
金融事業というのは手数料ビジネスになるので、そこで抜けるお金が高額なだけで誰かの役に立っているという実感がわかなかったのです。
直接的に誰かを“笑顔”にしているわけではないと感じ始めていました。
社会のために、誰かのために、そして誰かを笑顔にできる仕事をしたいと考えていました。
そのきっかけは28歳で子どもを授かった時になります。
これまでの価値観や世界観がガラッと変わり、ただお金を稼ぎたいというわけではなく、社会や世の中に貢献ができ、【周りを笑顔にすること】に繋がるお仕事をしたいと思い、当時のお仕事を辞める決意を決めました。
正直どんなお仕事や事業でもよかった中で、19歳の時に高額なジュエリーを購入したという経験から、ずっと大好きだったジュエリーにより一層没頭するようになりました。
これまでジュエリーに費やしてきた金額は計り知れません。
自らも大好きなジュエリーに関わってきたからこそ、自分のレベルや経験で判断できるジュエリーを世の中に見ていただきたい、感じていただきたい、好きすぎるがゆえに、今の事業を展開していると自負しています。

-仕事へのこだわり-

ある程度の給料を稼いだ時には、誰かに、そして社会に還元していきたいと思っていました。
私の考え方のベースは「誰を笑顔にするか、誰を笑顔にできるか」ということを常に考えていました。
SNSは総フォロワー30万人いる中で、お互いの情報を管理できているのは約1万人です。(エルケーメンバー様)。日々の日課であるDMでお1人ずつきちんと対話を行うことを大切にしており、要望や意見を直接皆様からいただくことができているからこそ、お客様1人1人のご要望を聞き、1つ1つの商品をオーダーメイドとして生み出していくことができております。
お客様との日々の会話や、やり取りが毎日の楽しみになっております。
1人1人のこれまでとこれからの繋がりを大切にすること、そしてお客様と一緒に商品を作りあげることが、誰かを笑顔にすると同時に幸せと一緒に共感することができます。
お客様の一生の財産を作り、その人それぞれの人生を一緒に作っていくことができます。

また、チャリティーに参加することで社会貢献も行うことができますし、より一層人の輪が広がっていくと考えております。
日本では目に見えないものを評価するという習慣がないことが問題だと思いますし、本当の意味での“幸せ”と“笑顔”を追求していく姿勢はこれからも貫いていこうと想っています。

-若者へのメッセージ-

人とのご縁を大切にし、1人1人としっかり向き合うことが大切です。
コロナやSDGsの影響で時代背景が変わってきており、資本主義の崩壊が始まっています。
これまで様々な経験をしてきたからこそお伝えします。
お金じゃないところに価値があります。
お金を得るために人脈を使うのではなく、人脈を得るためにお金を使う時代になってきていると感じています。
だからこそ、「人」が一番大事なのです。
自分と価値観があっている「人」なのかを見分けることも重要です。
価値観が全然違うからこそ𠮟ってくれる人は大事にしていくべきだと思います。

今はお金がなくても会社や事業を大きくできる時代になってきていると感じるので、野望を持った人ほど一攫千金を狙わず、独り勝ちもありません。
だからこそ価値観が合う人と周りの人を自分より大切に考えられることが成功の秘訣です。