INTERVIEW
KANAI TSUTOMU

金井務

株式会社カナイ 代表取締役社長 https://kaginokanai.com/

略歴

明治24年に赤坂で創業された防犯工事企業の4代目。内閣総理大臣認可日本ロックセキュリティ協同組合理事共同購買委員会委員長、警視庁所管NPO東京都セキュリティ促進協力会理事、セキュリティ設備事業協同組合理事も務める。

-講師等-

防犯工事業のプロとして多くの講師も務める。
・2012年及び2019年、警視庁防犯学校にて係長級刑事、課長級刑事に対し講師。
・JLキャリアップセミナー講師歴任。
・都内各所轄署(赤坂署・丸の内署・中央署他20署程)にて防犯講演講師。
・都内各自治体よりの依頼で防犯診断多数。

-現在の仕事についた経緯-

幼い頃から、「社長になれ」と言われていました。まだ早いと感じていたのですが、38歳で社長に就任。
それまで一族経営でしたが、社会問題にもなった「ピッキング騒動」がきっかけに、社員を入れる事になりました。
防犯工事への需要が増えるにつれ、目の前の人を多く助けるためにも、サービス品質の向上をはかるために施工や事務スタッフなどの増員を図りました。
さらに一人ひとりのパフォーマンス向上のため、防犯設備士試験への挑戦などを続けています。
犯罪を防ぐと書いて防犯。防犯の知識をや重要性を広めていくためにも、地元自治体や所轄署の求めに応じ防犯講演会への講師派遣やマンションなどへの防犯診断など、ボランティアとして地元の防犯力向上に協力しています。

-仕事へのこだわり-

防犯において大切なのはまず、「侵入しにくい印象」を与えること。
豊富な防犯製品・システムにより、あらゆる角度に対する「防壁」を構築します。
幅広い事をやっていますが、その中でも電気錠システムやメンテナンス業務等、ニッチな所を強化しています。
電気錠システムは、主に制御器・操作器・駆動部の3点で構成され、電気錠の多くは扉内部に配線を施し設置されます。
ニーズや役割によって適切な製品を選び、長年の知識と技術で応えていきます。
また、鍵業界の革命である「スマートロック」。
解錠・施錠から様々な管理までスマホ一つで完結。遠隔操作ができるので、管理上の悩みや負担から一気に解放されます。

-若者へのメッセージ-

空き巣の4割が無施錠で被害に遭っています。昭和の古き良き日本はカギが開いている印象です。
しかし時代は変わり、外国人も増え、都会や田舎も関係なく、犯罪者から家を守る為にも各々が防犯に対する意識を持たないといけません。
常に自分を守る意識を持つことが大切です。
国や人のせいにするのではなく、何かが起こるという気持ちを常に持って、自分の行動と意識を変えていきましょう。