INTERVIEW
IZUMI KOJI

和泉宏治

サンドボックス株式会社 代表取締役 https://sandbox.inc/

略歴

米国ネブラスカ州立大学にてManagement Information Systemsを専攻。卒業後、2009年よりベンチャー企業にて複数の金融機関のシステム企画・構築・業務改善支援を実施。2020年に働く人々がストレス発散できるソリューションを展開するため、サンドボックス株式会社を設立。大学との産学連携を経て、2023年4月より世界初のセンサー付きサンドバッグ、SandBox Dataの発売を開始。

現在の仕事についた経緯

複数の金融機関でITコンサルティングの仕事をしていましたが、ストレスを理由に離脱してしまうメンバーがとても多いことに気づきました。そこで、気軽にストレスを発散できるソリューションが必要だと考えました。
健康的なストレス発散方法として、運動が有効であることを知っていました。特にサンドバッグを利用したエクササイズは面白いと思っていましたが、サンドバッグがデジタル化されていないことに疑問を持ち、衝撃値や消費カロリーを表示できるサンドバッグがあれば面白いと思いました。
ゼロからのプロダクト開発は山積した課題を1つずつ解決するしかありませんでしたが、お茶の水女子大学様や帝京大学様の協力を経てプロトタイプを開発し、量産体制を構築しました。
世の中に新しいものを創り出し、人々が健康的にストレスを解消できる1つの手段になると嬉しいです。国内でも少しずつ導入先を増やし、将来的には世界展開できるよう事業を進めています。

仕事へのこだわり

組織やチームのゴールを明確にし、関係者と認識を共有してゴールを目指すことです。目標の達成には新たな挑戦や課題解決が必要ですが、それらをチームで楽しみながら進めていく気持ちを持つことが重要と考えています。
サンドバッグを利用した運動ニーズはとても高く、弊社のプロダクトを体験いただいたお客様から多くの要望を受けています。お客様のニーズに応えられるよう、時系列でアップデートプランを立てつつ、開発を進めています。今後はトレーナーと一緒にエクササイズしたり、ゲーム感覚で楽しめるメニューもリリース予定です。
開発と販売を並行して進め、世界展開できるようプロダクトをブラッシュアップしていくことが直近の取り組み事項です。お客様の声を大事にし、愛されるプロダクトにしてきたいと考えています。

若者へのメッセージ

どんな仕事であっても、その中には学びや成長の機会が隠れています。大切なのは、その仕事に対して真摯に向き合い、自身のスキルや才能を磨くことです。自分の成長を信じて、取り組んでください。
仕事に打ち込める時間は限られています。若いうちは、時間の制約が少なく、エネルギーに満ちています。その貴重な時間を無駄にしないようにしましょう。将来に向けて努力することは重要ですが、今しかできないことに全力を注ぐことも大切です。一つの仕事に全身全霊をかけて、成果を上げましょう。
その中で、自分が納得できること、できないことを見極めてください。自分自身と向き合い、自分がやりたいことや得意なことを見つけ、それに向かって努力することで、より充実感を得られると思います。
私は子供が生まれてから時間に制約が生まれ、仕事に注力できることの喜びを改めて感じました。家族や将来の夢のために頑張ることは、人生の中で大きなやりがいをもたらします。若いうちは自分の成長やキャリアを追求することも大切ですが、家族や大切な人たちとの時間を大切にすることも忘れないでください。
人生の時間は限られています。だからこそ、仕事に対して真剣に向き合い、自分自身を成長させてください。自分が心からやりたいことを見つけ、全力で取り組むことで、充実した人生を築くことができると思います。