INTERVIEW
IZAWA KEIICHI

井沢啓一

有限会社アイズ・プロダクション 代表取締役 https://iz-pro.com/

略歴

法政大学経済学部経済学科卒業。新卒で某大手広告代理店に入社、某大手自動車会社などを担当し、約20年勤務してイベント会社を起業。現在は展示会イベントを中心に行政や企業イベントを請け負い、多方面で活躍中。

現在の仕事についた経緯

少年時代から続けているボーイスカウト活動の世界的な目標である「良き社会人の育成」の精神が自己研鑽の醸成となり、培ってきた心構えです。
もともと新卒入社の頃から独立志向がありましたが、担当していた自動車会社の広告やイベント現場の仕事が楽しかったため、独立のタイミングが難しいと感じていました。ある時、勤務する会社の合併劇がきっかけとなり、独立するチャンスと思い、イベントの仕事を生涯の生業とする夢の実現につながりました。

仕事へのこだわり

どんな業界でも楽な仕事などなく、精神的にも体力的にも厳しい場面はたくさんあると思います。
これまで仕事はもちろんの事、どんな場面に遭遇しても「楽しくなければ仕事じゃない」と自身で楽しむ方向に思考をシフトさせることで長年過ごしてきました。
「人は気持ちの持ち方、心構え次第でその言動や態度が変わる。言動や態度次第でその習慣が変わる。習慣が変わればその人格が変わる。人格が変わればその人の運命が変わる。」と130年以上前にアメリカの哲学者で心理学者のウィリアム・ジェームス氏が言った言葉に感銘を受け、常に「心構え」を大切にしています。
どんな仕事も人と人とのコミュニケーションなくしては成り立たないと考え、クライアントやパートナーとの信頼関係を築くことが最も大切であり、お客様から「ありがとう」とお声がけいただけるだけでうれしい気持ちになれます。お客様の期待に応えることが、次の「楽しい仕事」へのモチベーションにつながると考えています。常に「感謝の心」を持ちながら仕事をすれば楽しくなるはずです。

若者へのメッセージ

私は、私自身の仕事へのこだわりにも書いた通り、「楽しくなければ仕事じゃない」を掲げて永年仕事をしてきました。人は「心構え」次第で仕事が楽しくもつらくもなってしまいます。まずはその世界に飛び込み、小さなことに一喜一憂せずに「楽しむ」にはどうしたらよいかを考えて取り組んでみてください。
転職や離職が多い時代になっているように感じますが、最低3年間はがんばってみないと、本当の意味での仕事の特性は見い出せないと思います。仕事が楽しくてもつらくても人生の分かれ道は突然やってきます。それはその人の運命の分かれ道でもあります。
その時の選択は人に頼らず自分自身で決め、きっと正解になると信じて進んでください。セルフマネジメント能力を高め、常にベストを尽くせば、きっと良い結果を得られると思います。