INTERVIEW
IWAGAKI MERI

岩垣芽里

合同会社Rinorus 代表 https://www.aiall-kango.co.jp/

略歴

看護学校卒業後、看護師として11年勤務。29歳からスピリチュアルヒーラーとして活動後、32歳でマインドコーチに転職。同年、合同会社Rinorusを起業し、訪問看護ステーションあいおーるを設立。

-現在の仕事についた経緯-

幼少期からコミュニケーションが苦手で、人間関係に悩んでいました。10代の頃から自己否定が強くなり、生きづらさを感じるようになり、不登校や20回近い転職の経験があります。
そんな経験から心理学や統計学を学び、自分自身を知ることの面白さや、自分自身を愛することから全ては変わることを体感しました。そして、マイナス思考が強く何をしてもうまくいかなかった自分が、自分自身を好きになりどんどんやりたいことが叶う自分に変化していきました。
その経験を活かし、セッション・コーチングを行う中で、自分自身の良さを発揮できていない方が多いことに気づきました。そのような方々が、私のように自分自身を好きになることで、一人一人が個性を発揮し、一人一人が尊重される環境を作りたいと思い、起業しました。

-仕事へのこだわり-

私自身に対しても、スタッフに対しても同じことを大切にしており、第一に自分自身を大切にすること・お互いを尊重すること・感謝や謝罪を忘れないことを伝え続けています。
頑張りすぎる人・自己犠牲が当たり前の人・無理する人が、看護師の中では多くいます。そんな現実を変えたいと思っております。
自分自身を大切にできるということは、心の余裕に直結し、人に優しくできる、心配りができる、良いアイデアが生まれる、相手の意見を受け止められることに繋がると考えています。そのような環境を作れば、一人一人が楽しく、いきいきと活動でき、それぞれの良さが発揮されると思っています。
そのため、自社は週4日勤務にしており、休みの確保やプライベートの充実を大切にしています。体調が悪いときや心のコンディションが悪いときは、数時間でも休みを私から提案することもあります。それは、先程の内容に繋がると確信しているからです。
また、私自身もスタッフに対しても、心のケアを徹底しています。モヤモヤしていることは無いか、しんどいと感じていることは無いか、ワクワクしているか、楽しめているか、たくさん会話をします。
それぞれに合わせたアドバイスを行い、働き方をスタッフと一緒に考えながら、一人一人の良さが最大限に発揮できるよう心がけています。
そして、リーダーである私自身が、立場を利用しないことも意識しています。上から目線になっていないか、一人一人の心に寄り添えているか、感謝と謝罪をちゃんとできているか、常々考えています。
経営者であり、看護師であり、マインドコーチであり、生きづらさを感じてきた私だからこそ、できることは何かを考え、これからも試行錯誤しながら、日々成長したいと思っています。

-若者へのメッセージ-

今、うまくいかないことがあったり、人生楽しくないなぁと思っていたりしても、最善のタイミングで変化はやってきます。そのために大切なことは、興味があると感じたことを、まずやってみることだと思います。
そして、何より大切なのは、自分自身をよく知ること。自分の強みは何なのか、それを知ることを怠ると、急がば回れ状態になります。自分のことを知れば知るほど、自然と前進し、今までの努力は何だったんだ…と思うほど、スルスルと上手くいき始めます。
また、自分の強みは、弱みだったりします。これまで悩んできたことは、人生の永遠のテーマとなり、その永遠のテーマにこそ、強みが隠れています。私自身は、それが「愛」でした。
人からの愛を求め、人に愛を与えたいとずっと思っていましたが、それには自分自身への愛が必要でした。そのことに気づいてからは、人への依存心や変な期待が減り、自己犠牲が無くなったと感じています。
そんな変化があってから、プライベートも仕事も上手くいき始めました。仕事での悩みもプライベートの悩みも、形は違えど、本質は同じだったりします。そこに気付き、向き合えるか。そこがキーになってくると思います。
まずは、自分自身を知ることを頑張ってください!!