INTERVIEW
ITO KATSUMASA

伊藤克将

Giving株式会社 代表取締役 https://www.giving0502.com/

略歴

大原簿記公務員専門学校卒業。新卒で江東区役所に入社。公務員として8年勤務したのち、ITの会社へ転職。11日で退職し、2022年独立。現在は人材紹介業を行っている。

現在の仕事についた経緯

漠然と起業への憧れがあり、起業に必要な営業力を身につけるために公務員から転職することを決意しました。転職するにあたり、キャリアアドバイザーにお世話になり、学歴がなくても職歴を上手く使えば収入を上げられることを教えていただきました。
学歴コンプレックスがあった私にとってこの気づきは衝撃で、すぐに多くの人に伝えたいと思いましたが、人材紹介業を経験していなかったため、どのように行動すればいいかわかりませんでした。
そこで当時キャリアアドバイザーとして対応してくれた方に「会社を立ち上げるから一緒にやろう!」とダメもとで誘った結果、承諾していただきGiving株式会社を設立しました。

仕事へのこだわり

会社設立時に掲げた「学歴関係なく誰もが好きなことを仕事に」という理念は一度もぶらさずに経営を行ってきました。
転職は人生を左右する大事な決断であると感じています。求職者一人一人に真摯に向き合い、どのような未来が理想なのかしっかりと聞き取りをすることで最適な提案ができると考えているので、こちらの知識をお伝えするということよりも、どのような人生を送りたいかをお伺いすることに力を入れています。
その上で対応させていただいた方の未来がより輝く最適なご提案をすることが、私たちの使命だと考えています。それゆえ最適な提案であったか心配になることもあります。なので入社後であってもお付き合いを続けていることが多く、入社後の近況報告や転職支援の感想などをいただくことで、サポートの向上につなげております。
最近では私の誕生日のお祝いメッセージとともに、今の仕事はやりがいがあるなど嬉しいお言葉を頂くことがあり、人と人との関わりができていることに喜びを感じています。
今後は正社員という選択肢が必ずしも最適でない方のサポートを充実させるために、多種多様な働き方への理解と個性の尊重を意識しながら、より多くの方に「出会えてよかった」と言っていただけるようなサポートを心掛けていきたいです。

若者へのメッセージ

情報があふれているこの時代で、何かを決断することが難しくなっていると感じています。決断したとしても周りの意見や情報によって、この決断が正解だったか悩むことも多いと思います。ですがその決断は、「未来で正解にすればいいのだ」と考えてほしいなと思います。
私は公務員という約束されたレールの上を歩むことを辞めました。この決断には賛否両論あり、自分自身、生きていけるか不安になることも多くありました。ですが今となってはあの時勇気を出して決断した自分に感謝したいと思いますし、決断してよかったと感じています。
好きなことや興味のあること、何かにチャレンジしたい気持ちを大切に、最後は自分自身を一番大切に人生を楽しんでほしいなと思います。