INTERVIEW
ISONO TAKAFUMI

磯野享史

Pintorikkio&Co. 代表 https://www.pintorikkioandco.jp/

略歴

ハウスメーカーで設計士として約7年。不動産会社で設計管理及び不動産仕入れ管理、法人融資担当を経験。3社目で営業に志願し全国トップ営業に。現在は300億企業CMOとPintorikkio&Co.代表を兼任。著書『DIVA/目標達成7つの思考』(電子書籍出版)。YouTube「店長磯野」配信。グルメ系インフルエンサーなど新しいことにチャレンジすることが好きである。

現在の仕事についた経緯

17歳の時に45歳までに会社を創立することを決めていました。私の最終目標は「大人がお金で夢を諦めない町を創る」ことです。子供のころから町には元気のない大人が多いと感じ、仕事がそんなにつらいものなのかと感じる一方、父は地方公務員として働く姿が輝いていました。
私は大人が元気のない理由は夢がないからではないかと感じました。夢が無いのは生活に余裕がないから。私は、お金で夢を諦めない環境を創ることで大人が元気になり、子供たちが大人になることに憧れを持つと考えました。
そこで私は中小企業の経営者を支援することで企業を成長へ導き、結果として働く社員とその家族を元気にしたいと考え、会社を創業しました。私はカッコいい大人を創造します。

仕事へのこだわり

ハッキリ言って私は新人の頃はダメなタイプの人間でした。新卒勤務の初日、私はほぼ金髪で先輩社員を驚かせました。42名の新卒の中で最初に退社するだろうと言われたくらいです。ただ主任への昇進は最速、約7年後には私しか残っていませんでした。ただ妻からは「もっと勉強しないさい。本や新聞を読みなさい。」と言われるほどの人間でした。
転機が訪れたのは27歳の時に長男が誕生した瞬間でした。分娩台の横で生まれたばかりの長男が元気よく動いている姿を見て涙し、今の自分ではダメだと人生の転機を感じました。
そこからは人が変わったように月間20冊以上読書をし、交流会に参加して人から学び、仕事では受け身のタイプから自ら動くようになりました。32歳で未経験ながら注文住宅の営業に自ら転籍し、最初の発言で「半期のトップになります。なれなかったら退社します。」と宣言し、周りの人の反応は「退社したいんだな。」というものでした。私は宣言通りに半期のトップになり、2年後には全国トップ営業になりました。
トップ営業後は店長に昇進。赤字店舗をどうにか黒字化させた半年後に気づきました。「管理職は合わない」と。その時に出会った著書で、株式会社刀の代表である森岡毅さんのUSJ時代のCMOという役職を知りました。私は「これだ」と確信し、住宅業界で初のCMOの椅子を目指し、現在は300億企業のCMOとなりました。
そして、私のCMOは特殊です。「部下ゼロ」にさせてもらいました。部下ゼロの効果は大きく、超効率的な仕事が可能になり、自分の時間を完全にコントロールすることができました。残業もありません。
その結果、私の一つの目標である「起業」が見えたのです。多くの経営者の先輩に相談し、起業への自信が持てたことでコンサルティング会社としてPintorikkio&Co.を創業することができました。

若者へのメッセージ

先ほども書いた通り私はダメなタイプの人間でした。逆に私の周りにいる20代は勉強熱心で、社会貢献意識も高く、私は尊敬しています。ただ苦言を呈させて頂くとしたらこれに尽きます。
「失敗を恐れすぎ」です。新しいことを始めようとしたときに徹底的に検索します。ネット記事を読む。口コミサイトを読む。周りの人に聞いてみる。もし、問題がないように感じたとしたら危険です。調べている間に時代は変化します。特に今のWEB3.0と言われる時代は、すでにWEB4.0へ向かっています。調べる時間は勿体ない。
私から僭越ながらアドバイスさせて頂きます。
「まずはやる」。これだけです。調べることも大切ですが30%理解したら十分です。100%の理解を目指してはいけません。「百聞は一見に如かず」。百聞くより1回見る方が大切という意味ですが、実は続きがあります。
「百見は一考に如かず、百考は一行に如かず、百行は一果に如かず」。百聞くより、百見るより、百考えるより、百行動するよりも、一回成功せよ。このことわざは逆算で考えます。1回の成功を出すには100回行動しなければならないということです。
「まずはやる」。行動力があなたの未来と、日本の未来を輝かせると確信しています。