INTERVIEW
ISHIYAMA SHO

石山聳

Re:STA Group 代表 https://resta-group.my.canva.site/

略歴

國學院大學経済学部経営学科を卒業。新卒で某大手メーカー入社。三井グループから外資系金融機関を経て独立。現在はRe:STA Group代表を務める。将棋を軸にカフェ、バー、教室を多店舗展開。KMGK名義でラッパーとしても活動し、自身の生い立ちを楽曲にした『生くる』配信中。

-現在の仕事についた経緯-

私は大学入試の面接で『将棋の会社を創りたいので経営学部を志望します』と宣言し、入学しました。
しかし、大手に勤め、結婚、出産、マイホーム、定年まで勤めるのが幸せだとどこかで想っていた私は、一般企業に入社しました。当然上手くいく訳はなく、すぐ退社しました。

初心に帰り、「好きなことで生きていく」と決意しました。それが将棋に携わる仕事と、ラッパーになることでした。将棋講師をしながら制作活動をしていましたが、当然稼げる訳もなく日雇いバイトをしていた時期もあります。

そこから営業職に就き、空いてる時間は将棋講師をする日々でした。
営業の世界は結果が全てなので、結果を出していれば何も言われないのが、私には合っていました。4年弱営業を経験し、出会う方々に「将棋カフェを開くのが夢です」と語っていきました。
徐々に応援してくださる方が増え、今では5店舗を展開するまでになりました。

-仕事へのこだわり-

営業マン時代から、『自分が商品』だと強く意識しています。「あなただから買います」「あなたに出会えて良かった」そう思って頂けるよう、自分は何を価値提供できるのか常に考えています。

お店では来て頂いたお客様のお顔とお名前を覚え、2回目に来た時にはお名前でお呼びします。
「銀座のママさんみたいですね」と言われることもありますが、良いと思った事は徹底的にマネをします。
美味しいお酒を見つければすぐ仕入れますし、素敵な接客だと感じたら即実践します。
お客様の気持ちを理解する為に、自分自身も色んなお店に行くようにしています。

お店をオープンするにあたり、「儲からないから辞めな」と何人にも言われました。
そんな世界線で生きていないのです。好きだから、やりたかったのです。
皆が将棋を好きになって、好きなことで生きていける世界を創れたらと、そう想っています。
常に挑戦し、変化し続けていきます。

-若者へのメッセージ-

インターネットが普及し、なんでも情報が得られる変化が激しい時代です。終身雇用なんて言葉はもうありません。頭で考えすぎず、とにかく行動することで道は開かれると思っています。
感謝の気持ちを忘れず、常に謙虚で素直で誠実に、その心を持っていれば人生は何度でもやり直せると思っています。
私自身も挑戦を辞めるつもりはありません。共に挑戦していきましょう。