INTERVIEW
ISAGAWA AKIO

砂川章雄

Oneness Link株式会社 代表取締役 https://oneness-link.com/

略歴

1997年、東京大学教育学部を卒業後、松下電器産業株式会社(現パナソニック株式会社)に入社。旧 建設省へのシステム営業、総務省 情報通信政策局への出向、渉外本部での官公庁渉外、東京都へのシステム営業責任者等を歴任。2022年1月にPayPay株式会社に転職し、政策渉外を担当。総務省への出向経験やその後の官公庁との繋がりの中で、国・自治体の社会に対する影響力を実感し、それをいかに事業活動に繋げるかが事業成否の大きなカギを握ると確信したことから、自ら人・企業・行政の架け橋となるべく2023年1月に「Oneness Link株式会社」を設立。現在、フリーコンサルタントとして活動中。

現在の仕事についた経緯

企業に所属していた時は、どうしてもその企業の利益に繋がるストーリーで仕事をする必要がありました。もちろん間違ってはいません。でも、あるプロジェクトや政策に対して、全体最適で考えれば他の道筋やActionが必要なのに、自分の立場ではそれをすることができない、そういう場面も多々ありました。
所属企業の立場での判断、動きしかできないジレンマに耐えかねて、より自由かつ中立的な立場で、企業と企業・企業と行政を繋いでいき、新たな価値創造にお役立ちしたいとの思いから「Oneness Link株式会社」を設立し、フリーコンサルタントとしての活動を開始しました。

仕事へのこだわり

まず自らが汗をかいて動くこと。そして、「無理、できない」と言わないこと。この2つだけはどんな仕事の時にも忘れずに心がけてきました。
担当者であっても、責任者であっても、自らが現場に出向き動いてみないとその実情は理解できません。外から眺めているだけで発言しても、その発言に重みは生まれません。また、汗をかかない人には誰もついてきません。四字熟語で言えば「率先垂範」ということになるでしょうか。
また、すぐに「無理、できない」という人には話が回ってこなくなります。あの人に相談してもダメだな、と。逆に、非常に難しいと思っても、まずは考えてみる。自分一人の知恵では解決策が思いつかなくても、周囲の知人・友人も含めて、いろんな人を巻き込んで考えてみる。そうすると、何か糸口が見えてきます。GOALまでは見えなくても、途中まではいけるんじゃないか!?そこから第一歩を踏み出してみると、全てではなくても、幾つかはGOALまでたどり着けます。
そういう積み重ねが、自分自身のスキルアップや自信に繋がりますし、そういう一つ一つの実績が、周囲からの信頼に繋がり、さらに大きな仕事への糸口になってきます。
私はよく「なぜあえて火中の栗を拾うようなことをするんですか?」と言われることがあります。自分では火中の栗を拾っているつもりではないのですが、いま振り返れば、そういう案件で苦労したときこそ、自分にとって貴重な経験ができたり、新たな知識が身についたり、「あれを乗り越えられたんだから!」という自信に繋がってきた気がします。
そしてそういう姿勢で取り組む中で繋がった仲間達とは今でもいい付き合いができていますし、今後の人生に向けても得難い仲間と繋がれたと思っています。

若者へのメッセージ

若い皆さんは、会社の上司に言われること、お客様から言われること、同僚・後輩から言われること、ご家族から言われること、様々な人との関係の中で、自分がどの道を、どの選択肢を選ぶべきか迷うことが多々あるかもしれません。
そんな時には、素直に「自分のやろうとしていることは、誰の何のために役立つのか?」を考えて道を選択してみてください。そこに自ら納得がいくのなら、人を説得することができますし、後で自分自身が後悔することもありません。そして時々、ひとつひとつの自分の選択を振り返ってみてください。そこには「自分の価値観」が顕れているはずです。
もし「あれっ!?」と思う時は、そこから先の選択の方向性を変えていけばいい。それを繰り返すうちに、自分にしかできない、自分ならではの『道』が築かれていきます。
将来の自分の姿は、今の自分の一つ一つの行動の延長線上にしかありません。もちろんその間には、思わぬ人との貴重な出会いもあるでしょう。でもその一瞬一瞬を自分がどう扱うかで、間違いなく未来は変わっていきます。
私は50歳になって会社員を辞めて起業しました。周りからはいろんな意見をいただきます。耳に痛いことも多々あります。でも自分で選択した道です。いつか皆さんと出会い、社会にお役立ちできるワクワクするような仕事を一緒にできると嬉しいです。