INTERVIEW
INOUE AKI

井上亜紀

株式会社エムプランニング 代表取締役 https://emplanning.net/

略歴

CBCラジオ(TBS系列)や中京テレビ(日本テレビ系列)ニュースプラス1など在名放送局のレポーターを経て、ジャパネットタカタラジオインフォマーシャルのアシスタントを10年務める。結婚したらタレントは続けられないのが当たり前といわれた当時の風潮のなか、ジャパネットの高田明 前社長のおかげで、結婚、妊娠、出産のハードルをクリア。出産2ヶ月目には復帰。子供の成長とともに仕事の幅を広げ、現役当時から「パブリの女王」と評されたアドリブの強さとその抜群のセンスで、大手企業をクライアントとしたBtoB司会者として活躍するほか、ファッションショーの演出やラジオのライターなども手がける。現在は、祭りや企業PRの企画に携わるなど、プロモーターとして新たな分野にも挑戦中。

現在の仕事についた経緯は?

CBCラジオの契約レポーターとなったことで肩書きが付き人生が変わりました。お金をもらいながらたくさんの経験をさせて頂き、パブリの女王と呼ばれるまでになりました。その経験が、その後の司会業に活かされ、BtoB司会では群を抜く活躍ができていると自負しています。
しかし、まさかの3ヶ月仕事が0という未曾有のコロナ禍により、SNSを始めてこれまでとは違った人脈を築きました。これにより、地域活性化やブランディング、企業PRなどの企画が持ち上がり、新たな分野に挑戦。お祭りの立ち上げが大成功。
亜紀さんと一緒に仕事がしたいという声をたくさん頂くようになったので、今後は、こうしたご縁のある皆さんとともに、さまざまなプロモーションのお仕事をしていきたいと思っています。
50歳を目前に新たなステージがまた広がり始めたことにワクワクしています。

仕事へのこだわり

①人とのご縁に感謝
マスコミデビューとなったCBCラジオのオーディションを受けたのも、知人から聞いた一言がきっかけです。その後は、ラジオからテレビへ。MCとしても、イベントからBtoBへ。今、お世話になっているほとんどの現場が、リピートと紹介で成り立っています。営業活動を一切しないわたしが、30年近く第一線で活躍し、仕事の幅をここまで広げてこられたのは、全て人とのご縁です。紹介したくなるMCとして、これからも1件1件丁寧に仕事をこなしていきたいです。
②与えられたこと+α
常に現場では、できる限りのことを考えて行動に移すようにしています。司会業は台本を上手に読むことは当たり前。台本の行間に込められたクライアントの想いをどう表現するか、もっと違った的確な言葉があるのではないか、表現のプロとして、+αの提案ができるように、いつもさまざまなことにアンテナを張っています。
③亜紀さんと一緒に仕事がしたい!と思ってもらえるように
タレントMCとしてもプロモーターとしても、亜紀さんと一緒に仕事がしたい!と思っていただける空気感を持った人でありたいと常に考えています。いつのまにかベテランと言われる域に達しました。最近では後進の育成にも取り組んでいます。「亜紀さんの現場に入りたい」という声がもっと広がるよう精進して参りたいと思っています。これまでは、引っ張ってもらう立場でしたが、これからは、わたしが周りの皆さんを引っ張っていけるような存在になりたい。これまで培った経験を活かし恩返しをしていきたいと思っています。

若者へのメッセージ

机上の勉強でなく、現場での経験をたくさん積んでほしい、受け身ではなく主体性をもって考え行動するクセをつけてほしいです。言いなりは絶対にダメです!常に、自分の視点をしっかり持ち、意見を言える人であってくださいね。
皆さんのご活躍を祈念しています。