INTERVIEW
INAKAZU RYOTO

稲員諒翔

株式会社こころことばアカデミー 代表 https://kokorokotoba.com/

略歴

福岡生まれ / 多摩大学大学院経営情報学研究科(MBA)卒。新卒で大手住宅設備機器メーカーに入社、鹿児島、奄美大島を担当エリアとし営業を経験。営業の中で「ヒトが育つ仕組みと環境作り」に関心を持ち、人財育成に特化したコンサルティングファームに転職。教育と評価の重要性を学ぶ。現在は企業人事として採用、教育、労働環境の整備など多方面に業務を広げている。同時に、こころことばアカデミーの代表も務め、男性育児参加支援やコーチングを活かしたチームビルディング、子育てコーチングの研修などを行っている。

-現在の仕事についた経緯-

大学院で「日本の子ども達の精神的幸福度」について研究をしていました。その中で、今の子供たちの現状を目の当たりにし、居ても立っても居られなくなり、こころことばアカデミーを立ち上げました。日本は先進国の中で子どもの「精神的幸福度」が最も低いということを知り、この現状を変えたいという一心で、様々な取り組みを行っています。
現在、特に注力していることは「お父さんの育児参加支援事業」です。世の中を見渡しても「お父さんになるため」の支援は非常に少ないと感じています。子どもが生まれた瞬間から、1人前のお父さんになれる人なんていません。だからこそ、お父さんにも「お父さんになるため」の準備や成長の機会を提供すること、それがゆくゆくは日本の子ども達、そしてお母さん達の幸せにも繋がると信じています。

-仕事へのこだわり-

どんなことが起きても、それは自分自身への「導き」だと考えるように心がけています。
例えば、仕事で大きな失敗をしたり、大きな壁にぶち当たったり、大きな挫折を経験したり、このような一見ネガティブに見える経験は人生の中で沢山あります。ただ、これらの経験を自分自身への「導き」だと考えることができれば、ネガティブなこともポジティブなことに変えることができます。失敗も苦労も困難も、今の自分に必要なことであって、この経験が後の人生に大きな意味を持つ「導き」だと思うことができれば、もうひと踏ん張りできます。そう私は考え、仕事に取り組んでいます。
ただ、それは仕事だけではなく、人生においても同じことであって、「全てに何かの意味がある」そう考えるようにしています。大学院での学びや、こころことばアカデミーを運営することになったことも、何か大きな意味があるのではないかと思っています。だからこそ、失敗を恐れず挑戦してみようと常に考えています。
もう1つは「夢を語るほど、応援してくれる人が増える」ということです。突拍子もないことでも、到底叶うはずもない夢でも、常に語っていると「応援します!」と言ってくれる人が増えると日々感じています。なので、遠慮することなく、自分の夢を語るようにしています。

-若者へのメッセージ-

私は今年で34歳になりました。学生の頃、社会人になってすぐの頃、漠然と頭の中に「こんなことがやりたい」というものがありました。ただ、いつも自分に都合の良い言い訳をして、やってこなかったなと後悔しています。
なので、今の私が若いみなさんへメッセージを送れるとしたら「とにかくやってみよう!」という言葉を送ります。成功しても、失敗しても、それは経験という名の財産になります。そして、勇気を振り絞って踏み出したその1歩は、人生を力強く歩むためのチカラになります。ぜひ、「とにかくやってみよう!」精神で頑張ってください!