INTERVIEW
INABA YUYA

稲葉裕哉

SCK-GYM 代表 https://www.sck-gym.com/

略歴

1987年生まれ。茨城県出身。大学在学中の22歳にキックボクサーとしてプロデビュー。日本キックボクシングNKBウェルター級2位に。選手生活と並行しながら2017年パーソナルトレーナー活動開始。NSCA認定パーソナルトレーナー、NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリストの資格を取得。2020年、独立。東京都文京区にパーソナルジム「SCK-GYM」を創業。幅広いクライアントの指導を行い活躍中。現在に至る。

-現在の仕事についた経緯-

20歳の時に地元茨城県のキックボクシングジム「大塚道場」に入門し、22歳でプロデビューしました。現役生活を送りながらキックボクサーとしての経験を活かした仕事をしたいと考え、30歳のときにパーソナルジム「FUSION
FITNESS CENTER」で選手生活と並行しながらパーソナルトレーナーを始めました。ダイエット、スポーツパフォーマンスアップ、健康増進と幅広いクライアントの指導とマネージャー業務に携わらせていただき、大きく成長することができました。33歳でキックボクサーを現役引退し、トレーナーとして独立。そして、2020年9月、東京都文京区に「SCK-GYM」をOPENしました。

-仕事へのこだわり-

1.お客様の楽しみな場所である
2.プロとしての自覚を持ち続ける
3.不撓不屈の精神

お客様の楽しみな場所である
お客様に対しては、楽しんでトレーニングをしていただくことを心掛けています。当ジムに来られるお客様は運動初心者の方がほとんどなので、きついトレーニングばかりでは嫌になってしまいます。なので、家庭でもなく職場でもない、第3の場所として楽しんでもらえるようお客様とのコミュニケーションを大切にしています。トレーニングのことはもちろんですが、それ以外のことも気軽に話せる場所でありたいと思っています。

プロとしての自覚を持ち続ける
トレーニング指導は法律上、資格がなくても行えてしまい、無資格で指導を行っているトレーナーも多いのが事実です。ですが、人の体を扱う仕事なので、資格を取得することは必須だと考えています。私は国際的に最も信頼性が高いパーソナルトレーナーの認定資格「NSCA認定パーソナルトレーナー」、その上位資格である、スポーツパフォーマンス向上を目的としたアスリート、スポーツチームに指導することができる認定資格「ストレングス&コンディショニングスペシャリスト」を取得しました。もちろん資格を取得して終わりではなく、最新のエビデンスに基づいて勉強を続けています。その知識を正確にお客様に伝え、より良いプログラムを提供することが私の使命です。日本のフィットネス人口増加に貢献することを目指します。

不撓不屈の精神
経営を続けていると必ず逆境や困難が訪れます。そんなときに思い出す言葉があります。「必死こけ」これは私が通っていた道場の大塚会長が試合が決まる度に言ってくれた言葉です。諦めず逆境に立ち向かい、挑戦を続けます。

-若者へのメッセージ-

私自身まだまだ若輩者ですが、私の大叔父であり、甲子園20連勝という前人未到の記録を持つPL学園野球部の元監督、中村順司さんの言葉で「球道即人道」という言葉があります。この言葉は「野球の道は、すなわち人の道そのもの」という意味です。辛い時、泣きたい時、楽しい時などさまざまな場面が人生にはあり、そんな場面がきた時に野球を通して人として成長するチャンスを神様から与えて貰ったと思って、真摯に取り組むことで野球の成長と社会に出てから役に立ってくるということです。
私の場合は野球ではなく、キックボクシングやトレーナーとしての道ですが、この言葉にとても共感し、練習や試合、仕事に取り組んできました。今ではそれがそのまま私の人生となっているとつくづく実感しています。私は運良く、偉大な諸先輩方との出会いに恵まれてきました。謙虚に誠実にその方達から学び続け今があります。
若い皆様も謙虚な気持ちで色々な方と接し、好きなことに真摯に取り組んで精一杯努力してみてください。それがそのまま、あなたの人ととしての道そのものとなります。