INTERVIEW
IMAMURA AIKO

今村愛子

株式会社Little Door 代表取締役 https://www.aikoimamura.com/

略歴

立教女学院短期大学卒業後、外資系電機メーカーに入社。その後主人の転勤でロサンゼルス・ロンドンに駐在。2010年に自然療法とファッションコンサルティングで起業し、全国でセミナー・ファッションコンサルを開催。2015年、起業オンラインサロン・大人の女子校を共同創設し、以降は起業のセミナーも行っている。

現在の仕事についた経緯

幼少期からファッションに興味があり、自分の服を手作りしたりバービー人形にコーディネイトしたり、ロンドン在住時はロンドンファッションウィークに参加したりしていました。
ロンドンで学んだ自然療法で起業してしばらく経った時、お客様から“一緒に買い物に行って欲しい”というご依頼をいただき、最初は無料で行っていました。
口コミでお客様の間にだんだん広がっていき、“自然療法は受けていないけどファッションコンサルだけお願いしたい”、“定期的にお願いしたいので有料の方が頼みやすい”と言われ、有料のサービスとしてスタートしました。現在では札幌から沖縄まで全国各地で開催するようになりました。

仕事へのこだわり

“野望を叶える服はどれか。自分の本音を周りにしっかりと届け、なりたい未来に自分を引っ張るタグボートになる服。”
服は、一番外側の内面だと考えます。ただ“今の私に似合っていればいい”というのは服のパワーを活かし切っていない、もったいない服の考え方だと思っています。
見た目で訴求できることは多岐に渡り、例えばこれからどうなりたいのかという未来・これからどうありたいのかという自分の軸・これからどういう人とどういう関係を作りたいと思っているよという対人のメッセージまで、自分を表現し、未来を先に体現できる一つのツールとして大きな力があり、リアルが戻りつつある今、重要度が増しているものだと考えます。
服を選んでいて思うのは、なりたい未来が描けない時、服に迷う方が多いということです。コンサルをしていると、もう一度自分と対話し、なりたい未来を整理すると、必要な服が勝手に分かってくるという方を度々お見受けします。ファッションコンサルを未来像の整理のために活用してくださる方も多いです。
よく使う例えに、“社長になりたい人と素敵な奥様になりたい人の服は違う”というものがあります。売上が上がる服とデートでこの人と結婚したいと思わせる服が違うように、選ぶ服で印象のみならず成果も変わると考えます。
“成果が取れる服”をテーマに、経営者・個人事業主など、ビジネス目的のファッションコンサルティングから、婚活・妊活などプライベートな目的の方まで、その人が本当に手に入れていきたい“野望”をお伺いして、野望に引っ張ってくれるタグボートのような服を着てみて欲しいなと思っています。

若者へのメッセージ

“流行も大事、でももう一歩なんでもありな世界を体験してみる。”
10-20代の方とお話ししていると、流行っているからという理由でみんなと同じファッションを選んでいる方が多いと感じます。流行という社会を観察する力を身につけることもとても大事な力だと思います。しかし、もう一つおすすめなのが流行だけでなく、なんでもありを試す時間というのを作ってみることです。
めちゃくちゃ派手、ずっとデニム、長髪、坊主、真っ黒、フルメイク、ノーメイクなど、いろいろやってみる。若い頃の体験や知覚の広さは、30-40代に人と関わる時にいろいろな人を理解できる土台になると思います。“友達と同じ”の一歩先も見ておくこともおすすめです。