INTERVIEW
IKEGUCHI YUTA

池口祐太

株式会社APOLLO 代表取締役

略歴

大阪ダンス&アクターズ専門学校を卒業後、舞浜テーマパークでプロダンサーとしてデビュー。以来15年に亘って東京を中心に舞台・ライブへの出演、演出、振付を手掛ける。コロナをきっかけに主宰ダンスカンパニーを立ち上げ「名前も知らないあなたに」をテーマに企画、出演、演出、脚本、照明、衣装、振付等全てのセクションを指揮した。23年3月、ダンス歴20年の節目に引退を決意し、株式会社APOLLOを設立。ポピンズエデュケア社と業務委託契約を結び、学童施設の販促を行う傍ら「人と人が心でつながり合う街づくり」を掲げ地元愛媛の地方創生を目指す。

現在の仕事についた経緯

一度も会社に属した経験がなく、個人事業主としてクライアントワークを行ってきたため、次のステップアップは起業しかないと思いました。自己表現が好きで、自身の心身から出た個性、ニュアンスが誰かの明日を少し後押しできるかもしれない。そんな想いでダンサーとして活動していましたが、10年後、20年後のパフォーマンスを考えた時、表現を別の形に変えようと思い動画制作を始めたことがキッカケです。

仕事へのこだわり

まずはやってみる。固定観念を持つと終わってしまうので考える前にまずは始めること。
やる、感じる、考えるを繰り返すこと。考えるのは考え込むわけではなく直感を信じること。
対象者の満足度を常に気にすること。
優しくあること。寄り添うこと。
出来ないことが当たり前だと思い直すこと。
以上がわたしのこだわりです。

若者へのメッセージ

私も現時点で36年しか生きておりません。大したことは言えませんが、やる気は長続きしません。つまりやる気が起きた時にやるしかないと思います。そして、やる気は義務感とは対極の存在です。いつの間にかタスクにならないよう、やる気センサーは磨き上げることをおススメします。
「自分」を創るのは自分です。会社に属していようと、兄や妹がいようと、どんな環境に身を置いたとしても自分は自分で創るのだと私は思います。
生きる意味は自分で探しましょう。歩けば景色は変わります。良いか悪いかはその時は分かりませんから、とりあえず一歩、踏み出してみてはどうでしょう。
怖いと思います。でも、こんな私の文章を読んでくださっている1秒、2秒、3秒の間にもあなたの人生は変わっています。景色は動き続けています。
つまりいつも景色は動いているのだから、怖がる必要はないんです。失敗したら、笑いましょう。私はこの先、笑い話をたくさん手に入れたいと思っています。味のある人間を、大人たちを見て、私の目はキラキラと輝いていたあの頃を今でも覚えているからです。