INTERVIEW
HOZAKI JOJI

保﨑譲二

合同会社EST CEO https://www.films-est.com/

略歴

大手人材派遣会社で7年間勤務し、愛知県名古屋市にて名古屋支店支店長を5年半経験。2020年、副業にて映像制作事業を始め、ウエディングや店舗PR映像の制作を行い、相場と比べお値打ちな中小企業や個人のお客様向けの価格が評価を受け、数多くの顧客を獲得。2023年に独立。現在は、大手企業とアライアンスを組み、飲食店や中小企業のブランディングや採用関係の映像制作等、あらゆるジャンルの制作を担っている。

現在の仕事についた経緯

映像を始めた時の想いは、「世界のすばらしさを伝えたい」というものです。
日々なんとなく流れていく時の中、当たり前になって忘れてしまっているけれど、その毎秒の瞬間には、世界の美しさが溢れています。
今の世界はどのようにしてできたのか、今自分たちが普通に使っているものはなぜ使えるのか、普通に見ているものはなぜ見れるのか、この人はなぜこんなに魅力的なのか、でもこの人はなぜこんなに辛そうなのか…。全てにおいてストーリーがあって、今があります。
そのストーリーを知ることで、より魅力的に見えたり、大事さに気付けたりすると思っています。それは、日々仕事をする人や企業の中にも溢れていて、見えていないこだわりや想いがあるにもかかわらず、その結果やその物だけしか見ていない、見せられていないと感じます。
そういった技術やこだわり、想いを伝え、日本にはそして世界には素晴らしいものが溢れているということを映像で伝え、残していきたいという想いから映像制作を始めました。

仕事へのこだわり

仕事で大事にしていることは3つあります。
妥協しないこと。挑戦し続けること。人に寄り添うことです。
僕は、どんな内容の仕事でも妥協はしません。というより何でもこだわってしまう病気ですね(笑)。映像制作の仕事は、一期一会になってしまうこともあるので、お客様からご依頼いただいた仕事を毎回全力でやらなければ、もう次はないかもしれませんし、挽回はできないかもしれません。それが弊社の僕の評価に直結することはもちろん、その映像を見た方からのお客様への評価にも繋がるので、その時の自分の全力を注いで仕事をしています。
そしてお客様に満足し続けてもらうためには、自分自身も挑戦し続け、成長していかなければなりません。挑戦を辞めたら、成長は止まるので、選ばれなくなります。シンプルですが、パワーがいることです。常に自分を奮い立たせるために、自分ができそうにないことを敢えて言い続けることで、自分に火をつけるようにしています。
最後に、人に寄り添うということについてですが、僕は経営者でありながらも、クリエイターです。クリエイターとしてのこだわりは、作品を作る上では良い作用をもたらしますが、商品を作る上では悪い方に作用し自分色にしてしまうこともあります。お客様の良さや想いを伝えなければならない中で、自分の感性が入りすぎてしまうと、それはただ単に自分が作りたいものを作ることになってしまいます。これはクリエイターにはよくあることだと思います。
そのため、お客様の想いやこだわりがお客様のイメージ通りに伝わるように、しっかりと寄り添って、汲み取ってから制作すること、意見をしっかりと聞いてより良い方向を一緒に導き出すことをとても大事にしています。

若者へのメッセージ

まだまだ自分も若者なので、偉そうに言えませんが、僕の経験の中で10代、20代でもっとやっておけばよかったと思うことは、「とにかくアウトプットすること」です。
自分がどうなりたいのか、何をしていきたいのか明確な人は、あとはそれをやるだけ、形にするだけです。その想いをいろんな人に言う。馬鹿にされても言う。これが、その夢を圧倒的に近づけます。
僕は、映像制作を副業で始めたとき、なんとなくでした。趣味でした。ただそれを周囲にアウトプットしました。映像が作れると言うことだったり、作った映像を知人に送ることだったり、SNSにアップすることだったり、今ではとても見ていられない作品もありますが(笑)。そして、そのイメージが勝手に周囲にインプットされていき、制作依頼が来て、映像を作り、アウトプットし続けて今があります。
運もあったと思いますが、アウトプットし続けて、多くの人に会っていけば必ず何かに繋がります。何かやろうと思っているだけの人はいくらでもいます。そこから行動に移せるかどうかです。恥ずかしがらずアウトプットすることが大事です。
やりたいことが見つからない、なりたい自分がわからない人も、その想いを自分で留めずにアウトプットすることで、前に進むことがあります。答えがなければいけないわけではないのです。正解はないので、思ったことを今のうちにやっておいた方がいいと思います。