INTERVIEW
HORITA KAZUMA

堀田航真

D株式会社 代表取締役 https://www.decentralizedpro.io/

現在の仕事についた経緯

学校を卒業後、約2年間はサラリーマンとして働き、その後「ジョブプロジェクト株式会社」を共同創業し、取締役に就任しました。
当時はさまざまな企業の採用のお手伝いをさせて頂く「採用支援事業」や、採用した人材に活躍してもらうための「研修支援事業」を展開していましたが、まもなくコロナ禍になるとサービス業のお客様が多かったこともあり売上はストップ状態に。
その後、バリューが出せる新ビジネスを模索したところで、ECサイトの構築から配送・倉庫周りのやり取り、アドバイスまで行う「EC支援事業」を思いつき、私もコンサルタントとして従事していました。
D株式会社設立の直接ときっかけとなったのは、私がWeb3に興味を持ち始めたことです。
最初は趣味の1つとして楽しんでいたものの、あまりにも情報量が多くスピード感が速いために片手間ではとてもついていけず、いっそ仕事にできたらと思いました。
創業当初、Web3の関連案件は受託開発が多かったのですが、私はそれよりもBizDev(事業開発)の方が自分に合っているという感覚がありましたし、それならさまざまな企業の事業の中に入り込む面白さもあり、具体的にどの領域でプロダクトを作るのがベストなのか、見極める良い機会も得られるだろうと考えました。
そこでお客様の事業開発を上流から現場のオペレーションまでワンストップで支援することを事業ドメインとして設定した次第です。

仕事へのこだわり

Web3やメタバース、AIなどトレンドの技術を扱う以上、どうしても最先端を走るキラキラした会社に思われがちなのですが、私達の仕事は、お客様があまりWeb3に詳しくないからこそご依頼を頂いているという側面があります。
したがって、いかにさまざまな例えを用いながらわかりやすくお伝えするかということ、そういった泥臭い工程を決して厭わないことは常に念頭に置いています。
そして未知の領域だからこそ生じやすいお客様の懐疑心や誤解を払拭し、事業の透明性を示せるように意識しています。
せっかく縁あってお仕事をさせて頂くのですから、私達に丸投げという形ではなく、ぜひ知識を深めて頂いてWeb3の面白さを少しでも知って頂ければと思いますね。
そこで一緒にワクワクするような仕事ができるか、その結果、お客様に喜んで頂けるか、頂戴する費用以上の価値が出せているかという点は私達のバリューを測る上で重要な軸です。

今後の目標

Web3の領域においてBizDevを依頼するならD株式会社、と第一想起して頂けるようなポジションを目指していきたいと考えています。
そのためにも、現在はとにかくどんどんとプロダクトを出し、失敗や朝令暮改を繰り返しながら前進していきたいものです。
共に動いているメンバーからすると良い迷惑かもしれませんが、この領域で一定の地位を目指すのであれば、やはりそれくらいのスピード感は不可欠だと思うからです。

若者へのメッセージ

昨今はChatGPTを筆頭にAIが非常に勢力を高めており、人間の仕事のバリューの出し方が難しい時代にあると感じています。
ただ、人間だからこそできることの領域があるのも事実です。
たとえば、いかに素晴らしいものがアウトプットされても、それ実行する人がいなければ成立しません。
したがって、皆さんにはぜひ行動というところに重点を置いてほしいなと思います。
実際に弊社でも現在進行形でプロダクトを6個同時に作っているのですが、それもお客様に差し出すところまでいかに早く回せるかを勝負と捉えているからです。
そして、そのためにも行動は欠かせません。
とにもかくにも行動すれば、失敗したとしても必ず改善できますし、行動量こそが質を作ると私は思います。