INTERVIEW
HORINOUCHI CHIE

堀之内千恵

株式会社コペンフラップ 代表取締役 https://copen-flap.jp/

略歴

九州大学文学部を卒業後、福岡県にて化粧品通販を手がける株式会社JIMOSに入社。コールセンター局アシスタントマネージャー職を経てリダクトネスマーケティング部に配属。お客様にお届けする会報誌カタログの編集ディレクターを3年ほど務める。2011年、結婚を機に同社を退職し東京へ上京。将来のキャリアを考え在宅デザイナーになることを決意し、日本デザイナー学院に入学、卒業後は電鉄・航空関係のグラフィックデザインを手がける株式会社サングラッドにてデザイン力を磨く。その後独立してフリーランスデザイナーになり、2017年に株式会社コペンフラップおよび一般社団法人コペンカレッジを創業。2023年、同じ理念を掲げるストーリー株式会社の取締役にもジョイン。多方面で活躍中。

-現在の仕事についた経緯-

最初に入社した会社はとても仕事が面白く充実していましたが、仕事に妥協しない社風もあって深夜残業がとても多く時には会社で朝日を拝むなんて日もありました。
独身の時はそれでいいけれど、私は「家族を大事にしたい」という想いが強く、結婚したらこの働き方は出来ない…と悶々としていました。
その時に知ったのが「在宅でデザイナー」という生き方です。もともとデザインには興味があったので学んでみたく、かつクリエイティブ業界はオンラインでの働き方が浸透している分野なので周りからの理解も高いです。
実際にキャリアチェンジしてみると、自分の理想のライフスタイルにかなり近い働き方が出来たので、同じように悩む女性の多くにこの働き方をもっと知らせていきたいと想いスクールも開講しました。

-仕事へのこだわり-

仕事については、お仕事を進行している時の空気感をとても大事にしています。仕事は人生の大部分の時間を占めています。だからこそ、嫌々やって苦しみながら過ごすのではなく、誰もが心地よく楽しく過ごせることが大事だと思っています。今ではスクールの卒業生を中心に40名前後のチームで様々な案件をこなしていますが、チームメンバーの人選はとても大事にしていて、だからこそ取引先の皆様には「皆様スキルが高いだけでなく、とても気持ちが良い人ばかり」「女性だけのチームでこんなに仲が良いところは見たことがない」とお褒めの言葉をいただくことが多いです。
また、人柄や空気感だけではなく、お仕事のクオリティについても常に切磋琢磨を続けています。特に「デザイン」は感覚的なものになりがちですが、もともと前職が「企画マーケティング」職だったこともあり、ただ単純に素敵なデザインを作るだけでなく、市場調査やマーケティングなども踏まえ、『きちんと効果が説明できるデザイン』を提案できるように心がけています。デザインだけでなく企画書を作ったり、数値分析をしたり、バックボーンがきちんと整った提案ができることが弊社の魅力です。
最後に『想像していたクオリティを超えていく』という事も意識しています。クライアント様が予想しているクオリティよりも高いクオリティのものを提供出来た時、そこに感動が生まれます。常にお客様が求めるものは何か?を想像し、プラスαで新しい驚きを感じてもらうこと、それを続けて来たことで弊社は高いリピート率と新規紹介率を誇っており、広告を一切出す事なく増収増益を続けてまいりました。

-若者へのメッセージ-

~「人生の幸せ」を常に考えよう~
一度切りの人生です。せっかくなら楽しく、自分が満足できる時間にしたいと思いませんか?そのためには日頃から「自分にとって何が楽しいのか」の優先度と未来像を考えておくことが大事だと思います。私は一番が家族の幸せ、二番が仕事という明確な優先度があります。なので土日は基本お休み、終業時間も18時までとルールを決めています。取引先も、そのルールを理解してくれる取引先に限っています。
また土日は家族と過ごす時間に充てる、年に数回は旅行にいく、美しい自然と美味しいご飯を食べる、などやりたい事を未来の手帳に書き込み、それを実現できるように逆算して日々を過ごしています。まずは「こうありたい!」という未来をリアルに想像することが第一歩!

~すぐに行動しよう~
理想のライフスタイルが描けたら後は行動あるのみ!私は26歳の時に一年発起してデザインの専門学校に入りました。学費は約200万ほどでしたがそれほど当時貯金もなかったので、全額教育ローンで借り(笑)、8年かけて返し終わりました。
やろう!という気持ちさえあれば、世の中のほとんどの事には挑戦できます。大事なのはやりたいという意識と覚悟だけ!何かやりたい事があれば全力で挑戦してみてください。
最初は大変ですが、真摯に取り組めば、きっとあなたの次のステージに繋がります。