INTERVIEW
HONDA YUKI

本多祐輝

株式会社edge 代表取締役 https://www.edge-jinzai.com/

略歴

國學院久我山高校サッカー部で主将を務め、プロを目指しサッカーに励む。卒業後、國學院大學法学部に進学。サッカー部退部と同時に大学も中退。競技としてのサッカーが終了。その後アルバイトしていた歌舞伎町のバーで社員として勤務し、2011年25歳の時に溶岩ダイニングbraveを独立オープン。その1年後に知人の誘いからイベント業界に進出。2018年、株式会社edgeを設立。現在は株式会社edge代表取締役として、飲食店経営、イベント制作運営、PR動画制作、外国人人材紹介等の事業を展開している。

-現在の仕事についた経緯-

全て人のご縁で、その時その時にやりがいを感じるものに熱量を注いできました。大したスキルもキャリアもない自分は人に支えられて今があります。
アルバイトで始めたバーテンダーという仕事でも、イベントの仕事でも、人との繋がりの部分で魅力を感じ、それらが現在の事業に大きく影響しています。
一見、関係のない事業をやっているように見られますが、イベントには人が必要(イベント運営、人材紹介事業)で、人が集まるところには食が必要(飲食事業)で、人を集めるためにはPRが必要(動画制作事業)です。全て繋がっていることとして事業展開をしています。

-仕事へのこだわり-

すごく人見知りなので人の顔色ばかり気にしていました。バーテンダーとなり、それが人の感情を読み取ったり、空気を読んだりする力として役に立ち、周りの人が楽しめる空気づくりを心がけて仕事をしてきました。それが自然と人に喜ばれ、人に必要とされること、誰でもできるが誰しもがやっていることではないと気づき、そこに自分の強みやこだわりが生まれました。
そして法人を設立した時の企業理念として、“人を喜ばせること”を1番に掲げ、どの事業の社員やスタッフ達にも、相手の事を考え、喜ばせることを最優先にして取り組んでもらっています。
今の時代、人との関わり方が多様化し変化していく中で、個性やアイデンティティが重要視されていますが、これからの時代こそ最後は人だと思っています。
弊社も、自分自身がそうであったように、採用の際にキャリアやスキル等は重要視していません。大切なのは「心」です。「心」があれば、自然とスキルも身についていくと思っています。

-若者へのメッセージ-

これからは大企業で働けなくても負け組なんかではなく、自分がどう生きるかで幸せの価値観が変わる、「個」の時代です。選択肢も多くあります。大事なのは学歴やスキルではありません。自分の気持ちです。
どんなにお金を稼いでも、一緒に楽しめる仲間がいなければ孤独です。「個」の時代にどれだけ人のことを考え、相手の為に行動できるか。それを考えて一人一人が行動できたら世の中は少しずつよくなっていくのではないでしょうか。
人に感謝されること、人を喜ばせることが人生の豊かさに繋がっていると考えているので、是非これからの時代の主役を担う皆様には、人を大切にし思いやれる世の中にしていってほしいと思います。