INTERVIEW
HIROTA SAKIKO

廣田左希子

CuoRelease 代表 https://cuorelease.com/

略歴

筑紫女学園短期大学卒。飲食業界に入社、その後15年間に渡り店長業務、マネージャー業務を経て2015年に独立。飲食店経営にチャレンジするが、早々に失敗。その後も様々な経験を経て、コーチングと出逢う。2020年より女性専用コーチングサロンCuoReleaseを開業。現在は、福岡県のみならず全国のクライアント様のコーチとして活躍中。

現在の仕事についた経緯は?

15年間の会社員を経て2015年に独立。飲食店経営にチャレンジするも、早々に失敗し多額の負債も抱える結果に。なぜ失敗したのか、自分の使命は何なのかを深く深く追求し過ごすうちに、コーチングと出逢い、自分の思い込みや信念により現実が作りあげられていくことに初めて気づきました。そして、「ネガティブな思い込み」の影響力の強さを痛感。自分の信念の置き換えで自身の人生はいくらでも変化させられることを知り、夢中でコーチング技術を学びました。自分の足枷になっている「自己否定感」や「ネガティブな思い込み」を外すだけで、人生は大きく好転することを知り、より多くの方々にお伝えし、実感していただきたく思い生涯コーチ業に関わることに決めました。

仕事へのこだわり

会社員時代から、「やるならトップ」を目指して仕事に取り組んできました。仕事のみならず、仕事以外のことに関しても2番目は意味がない、トップにならなければ努力したと言えない、そんな極端な思考で日々過ごしていました。
自分の中にある「努力したと言っても良い基準値」がとても高い位置にあったため、他人にも同じ基準値を求め、周囲に対してとても厳しかったと思います。
また、どんなに頑張ったと言っても数字が上がっていないと頑張ったとは言えない、そんなこだわりも握りしめ、2015年の独立開業を迎えました。開業直後もその偏った信念を持ったまま事業遂行。しかし、そんな偏った信念のまま事業がうまくいくはずもありません。早々に失敗をし、廃業の危機にさらされます。
自分の周りだけが暗闇、絶望感の中で過ごす折、藁をもつかむ気持ちで参加したセミナーで、コーチングと出逢います。さあ、コーチングを学んだ後、私の様々なこだわりは変わったと思いますか?はい、がらりと変化しました。正確に言いますと、「自分の中の基準値」は変わっていません。でも、「他人にも自分の基準値を求める」ことが全くなくなりました。
自分の中にある「基準・常識・価値観」と自分以外の人の中にある「基準・常識・価値観」は全く違います。そのことを素直に受け入れることで、自分以外の人のペース・行動・言動・思考を素直に受け入れることができるようになりました。

若者へのメッセージ

この世界どこを探しても、必要のない人間はいません。みんな、どんな人間も必要があるからこの世に生を受けています。自分は何をしたいか分からない。自分はなぜ生まれてきたのか分からない。自分の人生どうしたら良いのか分からない。
「分からない」ことの回答は、黙っていてどこかから答えが降ってくるわけではありません。そして、誰かから答えを与えられるものでもありません。自分がどうしたいのか。その答えは、すでにあなた自身の中にあるのです。その答えを、あなたは未だ引き出せていないだけなのです。
これからのことを不安に感じる必要はありません。自分の将来を卑下する必要もありません。あなたは、あなたにしかできないことがあり、必要だからこそ今存在しているのです。自分に尊厳を持ちましょう。
あなたは、この世にたった一人のあなただから。