平井信行

－現在の仕事についた経緯－

職務歴としましては、大阪国税局管内で勤続36年3か月で、その間、局調査部での在籍が19年と一番長く、著名大企業等の税務調査事務を12年以上、沖縄国税事務所調査課にて大規模法人の税務調査事務の海外担当を2年経験しました。また、査察部査察国際課にて、海外取引に係る脱税企業等の把握・告発関連事務に2年間携わりました。そして公務の要請により、民間企業の関西国際空港株式会社に出向し、経理部にて経理・決算・税務申告事務に2年間従事しました。
2023年7月9日に定年退職し、9月より税理士法人に所属税理士として入社しました。かねてより自分のやりたかった仕事をしたいと考え、12月より個人で税理士を独立開業（平井信行税理士事務所）するとともに、1月に経営監査・研修講師コンサルや不動産賃貸、日本語教師等を業とする法人（Ｙｕｋｉ Ｈ１合同会社）を設立しました。

－仕事へのこだわり－

私は、主に大企業（調査部所管法人）の法人税・消費税の国際課税・移転価格を含む税務調査経験に加え、査察部国際セクションでの臨検・捜索・差押え経験があります。税務署では、特調班や国際税務専門官・特官の調査経験があり、管理職としては、指定官職を含め18年間従事しました。また、公務の要請による民間企業（関西国際空港株式会社経理部）への出向で、経理・決算及び税務申告業務等や税務署の総務課長役職での総務・人事関係等のマネジメント事務にも従事しました。
税理士法人においては、短期間ではありましたが、税理士業のノウハウを学ばせていただき、現在、個人事業では平井信行税理士事務所の代表、法人事業ではＹｕｋｉ Ｈ１合同会社の社長（CEO）として業務に従事しております。
個人としての税理士業では、企業を中心に顧問先を持ち、税務調査対応、税務相談、税務監査等を行っております。合同会社としては、企業に対し税務調査対応及び国際税務等のセミナーや研修（直近では近畿税理士会天王寺支部必修研修にて税理士を対象に国際税務の研修を実施）を行うとともに、長年の豊富な税務等の職務経験や英国MBAホルダーを評価していただき経営・監査コンサルとして上場会社の社外（補欠）監査役に2024年3月に就任しました。
また、講師業では4月に東北大学の学部科目の特別講師を経験するとともに、大手国際資格専門学校からの依頼により4月からCFE（公認不正検査士）受験生からの質問回答講師を担当し、8月から米国マサチューセッツ州立大学大学院MBAのフィナンシャルアカウンティング科目の正規講師に採用されました。ちなみに、昨年9月から現在も日本語教師として、海外からの技能実習生に対して日本語を継続してオンラインで教えています。

－若者へのメッセージ－

自分のやりたい仕事を継続することが大事だと思います。自分自身の得意分野を身につけて伸ばしていく。そして、専門性を高めて絶えず挑戦していくことが、仕事を楽しむことに必ずやつながっていくものと確信しております。