慶応義塾大学卒業後、住友商事に入社。1989年に米国コロンビア大学でMBA取得。ソフトバンクで事業開発に従事した後、シリコンバレーに居を移し、米国シリコングラフィックス社に勤務。2000年にスタートアップ向けビジネス開発のコンサルティング会社を現地で創業・経営。シリコンバレー在住10年を経て、オンラインマーケティングのベンチャー企業を設立。事業譲渡後、日本マイクロソフトの広告営業日本代表などを経てグーグルへ入社。執行役員営業本部長として主に広告代理店営業を統括。2018年から同社にて各種組織横断的戦略プロジェクトをリード。グーグルでの経験から社内イノベーションを創出するデジタルインフラの必要性を感じ、2020年3月、タレントコラボレーションツールを提供するBeatrustを共同創業。
略歴
－現在の仕事についた経緯－
私が前職時代に日本の大企業の幹部の方々とお話をして感じたのは、優秀な人材が多く、会社を変革したいという熱意があるものの、イノベーションの方法がわからない方が多いということです。私はシリコンバレーや外資系IT企業での長年の勤務経験を通して、最先端企業のイノベーションの起こし方を目の当たりにしてきました。
企業のイノベーションには2つの要因があると感じています。1つが、互いに認め合い、協力し合うオープンでフラットなカルチャーです。もう1つが、それを実現に移すことができる「整備されたデジタルインフラ」です。この2つが両輪となって企業のイノベーションが加速すると信じており、その1つであるデジタルインフラで日本企業のイノベーションに貢献したいと考えました。
ダイナミックで調和に溢れた働き方を、一社でも多くの企業や組織、そして誰よりも新しいことに挑戦して働いている方がご自身で実現していくことを、テクノロジーの力を使ってお手伝いするために起業しました。
－仕事へのこだわり－
一緒に仕事をする方々へのリスペクトや感謝の気持ちを忘れずに、自分軸に従って仕事を全うすることです。
どんな経験も必要な経験として、そこから学び、吸収して次の仕事に活かし、何がおきてもポジティブにとらえ、スピード感を持って、そして悠々と歩んでいくことを心がけています。
－若者へのメッセージ－
インスピレーションを行動に一致させてください。
常に頭ではなくハートに聞いて進路を選ぶことです。頭でまず考えがちですが、そうすると本当にやりたいことなのかの判断がブレてしまいます。まずはハートに聞いて、自分がワクワクするか、全力を注いでやれる仕事かを考えて決定します。
そして一度決めたら、確信を持って、自分を信じて全身全霊で仕事に臨みます。短期的な結果にこだわらず、常にポジティブな思考で次に進むことを心がけてください。