INTERVIEW
GOTOH KEISUKE

五島圭介

OTO Japan株式会社 日本代表 兼 営業部長 https://jp.otocbd.com/

略歴

1985年奈良県生まれ。関西大学卒業。2007年、株式会社コーセーに入社。2010年度営業全国表彰受賞。2011年より本社で大手ドラッグストア本部担当営業。2019年、ELCジャパン株式会社(エスティーローダーグループ)クリニーク事業部にて百貨店担当営業。最大180名の美容部員のマネジメント。2022年秋に英国ラグジュアリーウェルネスブランドのOTO Japan株式会社に日本市場営業責任者としてジョイン。2023年4月より日本代表を兼任。百貨店・ドラッグストア・EC・直営店・専門店・卸業者・クリニック・サウナなど幅広いチャネルの営業経験を持つ。

座右の銘

私の座右の銘は「エモーショナルとロジカルの反復横跳び」です。
私は仕事も人生もエモーショナル(感情)とロジカル(論理的思考)の両方が必要だと考えています。私は従来エモーショナルに強みがあるタイプです。20代後半にコミュニケーションのスタンスをロジカルに極端に舵を切ろうとして沢山失敗もしました。その後、数年変なプライドも邪魔して成長停滞期に陥りました。
昨年にコーチングと出会い、自分自身と本音で向き合う時間を持てたことで今の自分があります。ゴール達成のために状況に合わせて、フレキシブルにエモーショナルとロジカルを使い分けることを日々意識しています。

現在の仕事についた経緯

35歳を過ぎた頃から若い時と比べて体力の低下を感じ始めたことと、36歳で第一子を授かったことの影響が大きかったです。日々仕事も育児も家事もフルパワーでこなすには良質な睡眠や健康は不可欠です。その時にCBDプロダクトを扱うOTO(オト)に出会いました。
OTOは英国ではHarrodsでも販売されていて、Mandarin Orientalではスパメニューを提供しています。OTOが描く「FIND YOUR SPACE」というコンセプトや世界観に共感し今日に至ります。日本ではまだまだ規制が厳しいCBDですが、不眠大国と言われる日本マーケットは大きな成長オポチュニティを持っていると感じています。

仕事へのこだわり

私が仕事で大切にしていることは「共感」です。仕事は決して一人では出来ません。様々なステークホルダーとの協働、助けがあってはじめて仕事は成り立ちます。その時に「共感」は非常に大切な要素だと思います。
否定ばかりのコミュニケーションでは相手も嫌になってしまいます。これは私自身が複数の環境で送り手・受け手両方の立場でたくさんの失敗も経験してきて今強く思うことです。
時には相手のために厳しくコミュニケーションをする必要があるシーンも出てきます。そのために日頃から信頼関係を作っておくことと、話す前後でのフォローアップを欠かさないことが大切だと考えます。
もうひとつ私がこだわっていることは「ご機嫌力」です。トラブルが起きても焦らず対処し、周りと落ち着いてコミュニケーションすることを心がけています。ミドル世代・管理職になり、この考えはさらに強くなりました。
周囲の人とどのような関係性を築くかは自身の価値観にもよると思いますが、トラブルが起こった時に話しかけやすい上司だったら部下もやりやすいですし、問題の解決スピードも早いと思います。

若者へのメッセージ

THE INNOVATORが定義している若者の年代は分かりませんが、これから社会人になる方や特に新社会人から20代の皆さんへメッセージを贈ります。
人生に絶対の正解・やり方はありません。あなたの人生です。誰の人生でもありません。あなたが生きたいように生きてください。
サッカー・年代・関西出身など共通項も多く、名前も同じ実業家の本田圭佑さんは先日近畿大学の卒業式にゲストとして出席した際に卒業生に次の言葉を贈っていました。「どうせ人は死ぬんで、やりたいようにやってください。」と。ホンマに自分がやりたいことは何なのか?を他人に答えを求めるのではなく自分自身と逃げずに向き合ってみてください。
そして、「変化すること」を恐れないでください。自分の考えや行動が変化する時は成長しようとしている証です。自分が大切にしている価値観、信念がドシッと真ん中にあれば枝葉はいくら変わっても大丈夫ではないでしょうか。時に自分の大切な価値観を揺らがせる場面が来たら、それはもう最高の成長チャンスです。