新卒で日本総合研究所（現JSOL）に入社。営業事務職から総合職へ職種変換し、大阪、名古屋、東京、全国の法人営業統括へ。女性活躍推進活動にも力を入れ、イベント、講演実施後、著書「女性を活用できない会社に未来はない」（講談社）を出版。JSOL退社後は人材派遣会社を経て、2023年に独立し、IT人材サービスの会社を設立。
略歴
現在の仕事についた経緯
長年お世話になった、IT企業とクライアント、パートナー企業に対し、自身の強みを活かし、また違う立場でサポートしたいと思いました。
そして人と人のご縁に感謝するこのビジネスを長く続け、さらには次の世代にも繋げられるように、若手メンバーと一緒に立上げました。もうひと暴れしたい、というのが根底にあったのかもしれません。
仕事へのこだわり
当時、女性営業は少なく、様々なライフイベントの影響を受ける立場の女性がほとんどであったため、営業マンとの比較というよりは（悪い意味での）特別扱いに近かったです。
2倍3倍5倍…と努力し情報収集し、人脈を広げ、逆に女性ながらの丁寧さ、気遣い、あつかましさ(笑)などを活かして、マイナス点を埋めていきました。それも、理解ある上司、理解あるお客様、パートナー様がいらっしゃったおかげでした。
そして、そのおかげでコロナの状況下でも、コミュニケーションを取ることができました。
自分の強みを活かしたビジネススタイルを確立すること、弱みは圧倒的な努力でカバーすること、エグゼクティブはもちろん、新人や若手、社外・異業種の方とも飲みに行くこと、これらのすばらしいご縁が、今回の独立にも大きく影響したと思います。
また、常に進化するIT業界についていけるよう、勉強や情報収集をしております。健康診断のように、年に1回TOEICのテストも受けております。
若者へのメッセージ
一番言いたいのは、「その場で調べる」でなく、「事前に調べておく」ことです。
ネット上に膨大な情報があり、すぐに調べられる状況にあるからかもしれませんが、打合せ時に何か知らないキーワードが出たら、すぐにスマホで調べて「これですよね」と自慢げに言う。
それも凄くいいことですが、この打合せに出る前に、なぜ事前に調べておかなかったのかな？と思ってしまいます。すぐに調べられるから事前情報の収集が全くできていない。だから、出てきたキーワードでしか話が進まない。
これも出てくるんじゃないか？と考え、他社や海外での事例を「事前に」「考えて」「調べ倒す」ことをやれている人が、やはり何歩か進んでいるように思えます。
全く関係ないことも、考えたことに意味があります。失敗を早く経験して、自分が一番進みたい道を自分で作っていってほしいです。