新卒で大手メーカー企業にエンジニアとして入社し、プログラマ、システムエンジニアとして様々なシステム開発に従事。データエンジニア・BIエンジニアとして、データ分析基盤の設計・構築他、数百に渡る分析案件の経験を積む。その後、コンサルティングファームにて各企業のデータ分析・活用、DX推進を牽引し独立。現在もイベント登壇、教育講師など多数務め、各企業向けにデータ活用やDXの包括的なコンサルティングを提供する。2020年には、Tableau DataDev Ambassadorに日本人として初めて選出される。
略歴
現在の仕事についた経緯
新卒入社の会社では、社内随一のデータ分析スキルを保有していました。
しかしそれは「井の中の蛙」であり、自身の成長のためにデータ分析のコンサルティング会社に転職しました。
その会社は、当時データ分析界隈で名を馳せた方が社長を務めていたこともあり、ビジネスマンとしても、非常に多くのことを学べる、やりがいのある環境でした。
しかし同時に、同じ会社で修行しても、社長に追いつくことはできないとも思いました。
社長がビジネスの最前線で重要な意思決定を経験してるのに対し、自分はいつまで経っても小さな意思決定しか経験できない。一生、追いつくことはない。それは自分としてもつまらないと思い、正道での成長ルートから外れました。
そして、他社とは異なる戦略でコンサルティング会社を設立し、今に至ります。
仕事へのこだわり
私の仕事へのこだわりは下記3つです。
・500点の仕事をすること
・自分が楽しむこと
・かっこいい自分であり続けること
◯500点の仕事をすること
100点満点の仕事を与えられたとき、120点の結果では全然甘いと思っています。
500点の仕事をする。とにかく他人と比べられないくらいの圧倒的なレベル。そのレベルで仕事をすることに拘っています。
それが必然的に顧客満足度や、社内外における信頼獲得に繋がります。
◯自分が楽しむこと
弊社は「データ・デジタルの力で未来を創る」を掲げています。これには、デジタル時代の変革を牽引し、データから価値を生み出し続けることで企業の発展に貢献し、社会全体の発展に寄与するという意味があります。
しかし、私個人としては、自分が今この瞬間を楽しく幸せに生きることしか考えていません。自分が楽しければ、それだけで良いと思っています。
自分の幸福と他者の幸福を追求することは決して矛盾ではありません。自分の幸福を突き詰めていくと、他者に貢献することに行き着きます。
まず自分を満たさなければ、他者を満たすことはできません。そのため、自己中心的に研鑽をし続け、仕事・プライベートどちらにおいても自分が楽しむことを大切にしています。
◯かっこいい自分であり続けること
社会人人生では幾度となく苦しい局面を経験しました。その際、最優先で考えてきたことは、どうアクションするか、トラブルはどこに落ち着かせるべきかです。
起業後も、その瞬間その瞬間で一番ベストだと思うことを言ってきましたし、行動してきた自信があります。
それでうまくいかなかったら、もうどうしようもないですし、納得できます。
何か問題が発生した際は、言い訳したいし、人のせいにもしたくなるときもあります。
そういった人間の弱さを分かった上でも、愚痴や人の文句を言うのではなく、自責思考で突き進むことがかっこいいと思っています。
「弱さを認める」ことも強さです。単に体育会なのではなく、安易な方向に逃げず、自責思考で意思決定をしていく。そうすることで、常にアンラーニングができ、志や価値観を広げることに繋がります。
私も本当の自分は弱いです。しかし、これからも弱い自分に勝ち、かっこいい自分であり続けます。
若者へのメッセージ
私からみなさんへのメッセージ、アドバイスは下記4つです。
・自分がモチベーションが上がらないことを、夢中になって好きでやっている人はたくさんいます。そんな人に勝てないのは明確なので、モチベーションの上げ方に悩むより、違うことをやった方がいいです。
・人は自分のすごいところになかなか気づきません。今の場所で評価されていなかったり、扱いが悪くても、場所や環境を変えるだけで一気に評価されたりチャンスを掴むことは良くあります。フィットしていない場所で詰められ続けて、無駄に自己肯定感を削がれないように注意しましょう。
・とりあえず「やってみる」の精神を大切にしてください。頭で考えても、空想しても、何も変わりません。何かやりたいと「思う」のと、何かを実際に「やる」のは全く違います。
・何か新しいことをやろう、こういう世界を実現しよう、こういうコト(事業)をやろう、と言い始めると絶対に反対する人が現れます。しかし全員を納得させるのは無理です。そんな時こそ自分の信念を貫いてください。自分がやるか、やらないのか。それしか考える必要はないです。他人の人生を生きるのではなく自分の人生を生きましょう。