INTERVIEW
AMIYA SHINSUKE

網屋信介

アイ・ティー・エス・ジャパン株式会社 代表取締役社長 https://www.its-j.co.jp/

略歴

大学卒業後、山一證券入社、英国赴任時に米国系投資銀行へ転職。その後、英国系証券会社を経て、メリルリンチ証券に入社。投資銀行本部長、取締役副会長を務め退任。2009年に衆議院議員、財務大臣政務官を経験。民間復帰後、コンサル会社代表、上場企業社長を経て、現職。著書には「常識力」(財界研究所)「40代の自己啓発」(クロスメディア・パブリッシング)など。

現在の仕事についた経緯

当社の創業者は、小中高の1年後輩です。創業者の体調不良に伴い、当社の経営経営コンサルに携わったこともある私が、事業の承継を託されました。そもそも、日本のIT業界の保守的な業界構造は改善の余地があり、そこに着目すれば会社の将来像を描くことが可能と考えていたこともあり、株主兼経営者として2021年にスタートしました。

仕事へのこだわり

すべては、好奇心からです。金融、政治、コンサル、ITと渡り歩いてきた私の行動理念は、「自分の知的好奇心を満足させることができるかどうか」です。同時に、仕事を楽しくやるためにはどうするかを常に心がけてきました。
まずは、知識。業界や会社のことを徹底的に知り尽くすことから始め、次にどうやったらその仕事が好きになれるかを模索し、最後に仕事を楽しくやるために目標を設定し達成感を味わうのです。
大学時代は、世界を知るために米国に留学し、金融業界では、今ではデリバティブと呼ばれる商品開発から大型M&Aまでやり尽くしたと思っています。
日本に2大政党制を構築したいと政治家になったものの、個人の力の限界を感じて民間へ復帰、いろんな業界のコンサルを経験して、現在の仕事に従事しています。これらのすべての行動は、「好奇心」が起点です。

若者へのメッセージ

「会社に縋りつかないこと」大企業の多くのエリートサラリーマンは、会社内では通用してもそれ以外では使い物にならない社内ポリティクスに没頭しています。自分から肩書を取ったら何が残るか。会社以外でも自分の能力が発揮できるか。この二つの視点に立って自分を高めることに努力していけば、必ず成功への道筋が見えてきます。
「人生万事塞翁が馬」「やまない雨はない」と考え、常に明るい未来を信じてチャレンジすることが肝要だと思います。