東工大卒。ブリヂストンに入社、担当から本部長まで品質保証業務を担当。ブリヂストンのグローバル品質保証レベル向上に貢献。その後、約1,600人規模の工場長を甘木と創業の地の久留米で経験。その後、ブリヂストン物流の社長に就任。60歳直前でブリヂストンを飛び出し、破綻した会社の再生を2.5年で完結。その後も企業の品質・生産性(コスト)改善に貢献。ブリヂストン時代から通算し、約150社の経営改善・現場改善を実践。
略歴
現在の仕事についた経緯
世の中コンサル会社に高いお金を払って、成果が十分出ず、コンサル嫌いになる会社がたくさんあります。でも日本の99%を占める中小企業には、金銭面でコンサルを使えないけれど、ちょっと改善すれば劇的に業績や体質が良くなる会社がたくさんあります。
そのような会社に対し「安価な価格での価値の提供により、企業、特に外部刺激の少ない地方の中小の製造業・物流業・飲食業等を、より元気にするお手伝いをしたい」と思い、起業しました。
仕事へのこだわり
その人の仕事の価値は、その会社やその部署を去る時に初めてわかります。
職位とは関係なく、同じ釜の飯を食う仲間としてみんなと接し、個人の弱点を見るのではなく、長所・強みを見てそれを伸ばし続けることにより、小さな成功体験を積み重ね、組織パワーを上げ、私がいなくなっても、業績改善効果が持続するような仕事をしてきました。
マネジメントの基本は、3K(期待、関心、感謝)です。個人の強みに期待し、具体的な課題を与え、それを適時フォローし(関心を持つということ、期待されたのにフォローがないと本人は不安になる)、うまくいったら声に出して感謝する。みんなの前で褒める。課題がある場合は褒めた後に、次回の課題をアドバイスする。
人を育てる(SODATERU)には、S-ODATERU、つまり少し(SukoshiのS)、おだてる(ODATERU)ことが重要だと思い、実践しています。
若者へのメッセージ
いくつかの私の好きな言葉をプレゼントします。
①無駄な努力はない、今成果が出なくても成長している。
②成長は、コンフォート・ゾーンの外にある。
・ちょっと緊張すること、ちょっとチャレンジだと思うこと、それを避けると成長は止まる。
・今の状態が、心地よくなったら危険。それは成長が止まった証。
・成長している最中の人間は、たくさん失敗するし、たくさん恥をかく。たくさん緊張する場面がある
③言い訳のうまさと成功は反比例する。
・他人に対する、あるいは自分自身に対する言い訳がうまい人ほど、成功する可能性は低い
④常識は存在しない
・存在するのは、誰もが持っている共通の「常識」ではなく、「オレの常識」 「私の常識」
・オレの常識、私の常識は、子供の頃の環境や、教育や、とってきた情報等様々な、あなたの個人的な影響でできあがる。だから、一人一人常識と言うのは違う
・相手に自分の常識を押し付けると、もちろん、相手には相手の常識があるので、そのとおりには動かない。だから、腹が立つ
・「相手の常識を知ろう」、「相手を理解しよう」。常々、そう考えていれば、より良い人間関係ができる
・常識なんて存在しない、私の常識が存在するだけ