INTERVIEW
AKAMATSU HIDEKI

赤松英樹

株式会社RED PINE 代表取締役 https://www.redpine.co.jp/

略歴

1962年生まれ。1985年明治学院大学卒業。新卒で某育児玩具メーカーに入社。その後人材派遣の会社に就職し、某上場会社の商社に入社。そこで時計部に所属し時計業界へ入る。仕入の経験も積みたいと思い、某上場会社へ転職して仕入れ・営業の経験を積み、取締役を拝命される。2013年、独立し、時計の卸業を始める。現在は【腕時計組立キット】の企画・販売に着手する。

現在の仕事についた経緯

当初は、育児玩具のメーカーに勤務していました。営業成績もトップクラスの実績を作ってきましたが、徐々にもっと大きな金額を動かしたいと考えるようになり、人材派遣の会社で働いているときに時計業界に触れました。
過去に勤めさせていただいた会社では、それぞれの会社で実績を作り、通用してきたと感じています。前職の会社の倒産を機に、今度は自分が社会に通用するかチャレンジしてみたいと考え、転職ではなく独立を決意しました。

仕事へのこだわり

大学までは、勤勉とは言えず遊びが中心でした。だた社会に出てからは、会社に必要な人材になりたいと、プライベートより仕事を優先してきました。現在の働き方改革とは真逆の方向へ自分自身の意思で向かっていた気がします。
時間で働く人(パートタイマー的な)にはなりたくなく、結果で働く人になりたいと思っていました。
結果を出せば出すほど仕事は増え、上からの仕事量は増えてくる。それがまた喜びであり、やりがいを感じていました。仕事のストレスは仕事で晴らす、という意識でやってきて、売り上げを誰よりも上げ予算もクリアするという充実感がハードワークにも耐えられた要因だと思います。
私は、仕事と川の流れは同じと考えています。川は上流は細いけれど、うねりながら下流になるにつれて太くなります(ピラミッド)。今まで主流だった本流(人)も、洪水(会社の大きな変革や経済的大打撃や震災などの外的要因)が起こると今までの主流が取り残され、三日月湖(ラインから外れる人)が生まれて新たな本流(人材)が出来上がります。そういう意味で、どんな仕事を振られても全てこなして常に主流でやると思いながらやっていました。
現代の仕事の在り方と目指す方向が真逆に聞こえますが、本質は違います。ただ一生懸命仕事をするだけでなく、心から充実した時間を仕事でも感じたいと思っています。
人生では睡眠時間以外では仕事に携わる時間が一番長いです。いくらプライベートを充実させても一番長い時間が充実できてなければどうなんだろう?と思っていました。心から仕事が充実してると言えてこそ、プライベートも本当の意味で充実できるのではないかと思います。
現在は、スマートフォンやスマートウォッチの影響もあり、ここ数年の腕時計離れを危惧しています。ただ、1700~1800年にかけて腕時計がこの世に生まれ、わずかなスペースに時を刻む機構や機能を生み出しました。この技術や機械式時計の味わいを知ってほしいです。
弊社の【腕時計組立キット】は、純粋な腕時計のファン層とは違う、もの作りが好きな方や組み立てた歯車が動くのが好きな方からも少しづつ支持を得てきています。この中から将来的に、腕時計って面白いな!機械式時計はいいよね!という方たちが一人でも多く出てきてくれることを切に願っています。
今後も時計業界が発展していくために微力ながら礎になれればいいと思っています。また誰か(大手企業など)がこういう思いを引き継いでくれたらとも思います。

若者へのメッセージ

最近の若い人は、プライベート優先で…という人が多いと思います。それはそれで否定はしませんし、大事なことです。でも年を取った時にもっと収入が良く、いい生活をしたいなと思うようになる方もたくさんいるのではないでしょうか。
そのためには仕事は人並みではなく、誰よりもできるという自信と結果を出してほしいです。
大事な仕事を彼に任せては心配だ!と言われないようにしなければなりません。この大きな仕事は彼にしかできない!彼に任せておけば大丈夫だ!と言われる人間になる。それが定時内に終わり、有給などをとっても達成できるようになれば、パーフェクトだと思います。それをキツくて嫌だと言われたらそれまでですが…。
それが将来の収入などに跳ね返ってくると思います。与えられた仕事を100%こなすだけでなく、もっともっとどん欲になってほしいです。そこで仕事を好きになって楽しさややりがいを感じ取ってほしい。
ただ、直ぐに収入に反映しないと、評価されていない、うちの会社は評価システムができてない、と言う人もいます。では、結果が出なかったときに下がってもいいのか?というとそれは違います。
それでは人生設計もままならないですし、それでもいいと言う人はいると思いますが、そういう人はもし大幅に収入を下げられたらすぐ辞めてしまうでしょう。
自分だけでなく、社会情勢で売り上げが落ちる時もあります。そういう目先だけを見ないことが大事だと思います。一般に、隣の芝生は青く見える。木を見て森を見ず。という人が目先で安易な決断をしてしまうように感じます。
将来的に(10年後には…など)と自分の目標を立て、それでも評価(収入)などに反映されなければ転職や独立もいいと思います。
それまでにどれだけの信用を得ることができるかにもよりますが、なんだかんだで会社の看板で仕事をさせてもらっているということです。独立すれば看板がなくなり、自分になるのだから。
信用は一瞬で失いますが信用を得るには最低でも数年かかります。しかも継続していなければ本当の意味で信用するに値しません。
あくまでも私の考えなので、一人でも「なるほど」と共感してくれる社会人になりたての人たちがいてくれたなら心強いです!